贄川城跡
所在地 秩父市荒川贄川(にえがわ)
歴 史 なし
遺 構 荒川西小学校の裏山となる城山の山頂中心に築城されている。城跡のある尾根は標高391mを測る西から東に延びる舌状の尾根であるが、途中で括れているため、小さな小山状になっている。小学校側からの比高は56mほど有り西の括れ部からも25mの比高がある。主郭は山頂部を平坦にして長辺19m・短編1mに造る。主郭から東に1.5mほど下がって腰郭1が12×6mに造られ、さらに4mほど下方に9×6mほどの不規則な腰郭2が置かれている。郭はいずれも平坦に造られるだけで、土塁などの遺構はない。本城への進入路は西からの尾根筋と見られるが、主郭手前3mほど下方に東から延びる長さ10mほどの窪地が見られる。ここより西に延びる狭峻な尾根筋に大きく抉り込むように入り込んでいるので、尾根筋の通路の遮断を意図した堀切であったと考えたい。
 これまで、所在が知られていなかった城郭で、埼玉城郭探訪会の持永正夫さんの調査で確認された。贄川地区では城山といい、南麓にある逸見家はその屋号を「城越(じょうこし)」という。贄川は江戸期には小鹿野から両神をへて大滝・甲州へと通じ、甲州裏街道の贄川宿を形成し、交通上の要地である。


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