えひめAI-2

     ◎えひめAI-2の紹介。

 えひめAI-2とは? えひめAI-2(あいに)は、愛媛県産業技術研究所(旧愛媛県工業技術センター)で開発された環境浄化微生物資材のことです。曽我部義明さんによって開発されたこの液体は、「えひめAI-1」として産業用に開発され、「えひめAI-2」として家庭用に改良されたものです。
 なぜAI(あい)? 曽我部さんは、「地球の秘密」という童話作品を書いた坪田愛華ちゃん(故人12歳)の地球に対する思いを何とかしたいと考えてこの「えひめAI」の作り方はあえて特許をとっていないそうです。全国のみなさんがどんどん作って微生物の力で地球をきれいにしてほしいとのことです。ちなみに、AIは愛華ちゃんの「あい」です。

     ◎どんな使い方があるのだろう。

(1)水槽
定期的に投入する
(2)植物
葉面に噴霧する
(3)排水口
直接流す
(4)河川
希釈して流す

     ◎水槽で使ってみた感想。

 実際に使ってみて 私個人の感想としては、水質浄化に効果てき面でした。水槽に定期的に少量投入するだけでガラス面に藻が生えず水の臭みもほとんどしませんでした。一般的には、1ヶ月に1回程度は水槽の掃除をしなければいけませんが、この資材を投入すると2~3ヶ月は大丈夫でした(季節にもよりますが)。試しに、12ヶ月間掃除と水変えをしなかったこともあります。さすがに藻は生えましたが・・・。魚は死ぬことなく生き続けました。
 注意すること 一度失敗したことがありました。この資材はアルコール発酵していることから大量投入は注意が必要です。魚にとってアルコールは毒です。短時間に大量に投入しすぎて魚が水面に浮いていたことがありました。アルコールは揮発性なので時間がたてば空気中に揮発していきます。少量ずつ使いましょう。
 投入量は? 水槽の容量60ℓと10ℓで試したことがあります。10ℓ水槽では5mℓ/週で大丈夫でした。小さなスプーン1杯です。一気に入れて大丈夫です。60ℓ水槽では正確に計っていなかったのでわかりません。ただ、安易に6倍して30mℓ入れるのは危険です。アルコールのことを考えて時間差をつけて分割して入れるほうがいいと思います。実はこの60ℓ水槽のときに魚を死滅させました。

     ◎次の3つの微生物が活躍します。

 納豆菌
タンパク質を加水分解するプロテアーゼやデンプンを加水分解するα-アミラーゼといった酵素をたくさん生成します。
大豆やヨーグルトのタンパク質を分解します。
培養後に腐敗臭がしたら、納豆菌の働きすぎで失敗です。
「分解屋」さんです。
 乳酸菌
糖類を発酵してエネルギーを獲得して、多量の乳酸を生成する細菌の総称です。乳酸などの有機酸を生成し、pHを下げる働きがあります。
納豆菌が難分解質をアミノ酸にしますが、働きすぎるとアミノ酸までも分解してアンモニアにしてしまいます。アミノ酸をアンモニアにしないために投入します。
培養後に酸っぱいにおいがすると乳酸菌の働きすぎで失敗です(酸敗)。
「掃除屋」さんです。
 酵母
一般的に市販されているドライイーストです。
糖をエネルギー源として好気的にも嫌気的にも利用できる通性嫌気性のものと、好気的にしか利用できないものがあります。通性嫌気性のものは、糖を好気的には呼吸により水と二酸化炭素に変え、嫌気的には発酵によりアルコールを生成してエネルギーを獲得します。
いろいろな有機酸やアミノ酸、香りのもとになるエステルなどを生成します。
培養後にこのいい香りがすると成功です。
「合成屋」さんです。
 えさ
納豆菌や乳酸菌や酵母の増殖の糧になります。三温糖のほうが良い気もしますが、単にカラメル色素が入っているかどうかの違いだけなので上白糖とほとんど差はありません。三温糖を使うと培養後の色が茶色になるだけです。 黒砂糖はミネラルが豊富に含まれていて良いですが、原材料費が高くなるのでお勧めできません。

<完成までの3段階の流れ>
納豆菌が分解 → 乳酸菌が掃除 → 酵母が合成

     ◎えひめAI-2の作り方を簡単に資料にしました。ペットボトルで培養するときに参考にどうぞ。

えひめAI-2の作り方

ほーむ