添削指導の実際


 

添削清書を見る前に

 ペン字を勉強する前の自己流の書きぶりをご覧ください。こんな書きぶりでも上手いほうだと自惚れていました。これと添削後の書きぶりを比較していただければ、一目瞭然です。

 同級会の時に撮影した写真を送るときに添えた手紙文の一部です。5年以上前に書いたものです。
  



私が添削指導を受けた清書をご紹介します。どこが直すべきポイントなのかということがお分かりいただけると思います。

1 初めての清書 10 ひらがなの連綿1
2 約1年後の楷書 11 ひらがなの連綿2
3 約3年後の楷書 12 先生のホームページに載る!
4 ひらがなって結構難しい 13 約3年後の書きぶり1
5 いよいよ行書 14 約3年後の書きぶり2
6 むっ難しい行書 15 会員出品
7 楷書かな交じり
8 つけペンで書く1
9 つけペンで書く2

初めての清書

 入会して初めて提出した清書です。出来具合はともかくとして、
ペン字で大切な点画の基本というものを初めて知りました。
 手に力が入りすぎてしまい、手が痛くなるばかりで、やっとの思いでこの1枚を書き上げました。次からは「添削される箇所を少しでも減らそう!」と思いましたが、何度も同じような指導を受けてしまいます。でも、そうやって直すべきポイントを学習するうちに、上手になっていくのかもしれませんね。

初めての清書



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約1年後の楷書

 楷書の練習をしていると、形が整ってきたら、今度は線の質も要求されます。
ペン字の美しさは、線の美しさに大きく左右されますから。
この頃は、ちょっと上手になってきたかなと自分で思うようになり、先生の大きな◎が更に励みとなりました。そろそろ行書の勉強もしたいなと思い始めた頃です。

約1年後の清書



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約3年後の楷書

 入会後約3年経って書いた楷書です。ずいぶん変わったと自分自身でも感じてはいますが、楷書を気を抜かずにキチンと書くのは結構難しいと思います。行書に比べると、ついつい力が入りがちになってしまいます。
 普通のコピー用紙に書いていますが、罫線がないので、紙全体にバランスよく配置しながら書くのは骨が折れます。
 これからの課題は、
 お手本を見なくても、◎がもらえるような字が書けるようになることです。

約3年後の清書




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ひらがなって結構難しい

  普段手紙を書いたりするときには、漢字よりもひらがなの方が多いです。漢字と違い曲線が多く、漢字以上に線の質が重要であると思います。下の清書は、初めてペン字のひらがなに挑戦したものです。形をなんとか整えようとするので精一杯。
  「あいうえお」は知っていても「いろは」を知らなかった私。「いろは」の意味を調べながら書いているうちに
「ひらがな」は、日本の文化なんだぁと感じます。(笑)

初めてのひらがな




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いよいよ行書

  入会して約1年半。いよいよ行書の練習に入りました。手紙を流れるように書くには、行書は欠かせません。同じくずすにしてもルールがあります。そのルールをきちんと守ることが、美しい行書を書くことの条件でしょう。
 ただ、一口に行書と言っても、楷行と草行と二種類あり、その字によっていろいろな書きぶりがあり、そして線の美しさが必要になってきます。これも練習を積み重ねながら覚えていくしかないですね。それにしても
「行書」が書けると字がうまくなったような感じがして、うれしいのです。

行書1




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むっ難しい行書

お手本を見ながら書いていても、気づかない点がたくさんあります。行書の場合は、楷書よりも添削してもらわないとわからないことが多いように思います。下の二字熟語の行書を書くのにとても苦労していました。最初のうちは特に形にならないのです。でも、
添削指導を受けているうちに少しずつですが、よくなってきているような気がしないでもない・・・

行書2



行書3



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楷書かな交じり

 楷書かな交じりは、個々の字が書けることに加えて、行の中心をそろえたり、字の配置や大きさを考えて書かなければなりません。これが「まとめ方」といわれますが、字数と行数が増えるにしたがって難しくなります。
 下の清書は、入会1年後くらいのものですが、最初に比べると自信がついてきた書き方になってきたように思います。

漢字かな交じり




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つけペンで書く1

 1年半くらい経ってから、「つけペンに挑戦しよう!」と思い、つけペンで書き始めました。最初は、万年筆のインクを使っていたのですが、どうしても線が細くなりません。どうもペン圧の強さだけではないみたい。また、紙との相性もあるようで、この紙とペンの相性は最悪でした。
 つけペンに慣れるまでには、かなりの時間を要しました。

つけペン清書1





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つけペンで書く2

 上の清書にくらべると、だいぶマシになってきています。つけペンにも慣れてきました。やっぱり私の場合、ボールペンのほうが使いやすいなぁ。つけペンに似たデスクペンもありますが、書きやすいのですが、線の質を見るとやっぱりつけペンですね。
 

つけペン清書2




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これぞペン字!ひらがなの連綿

 見るのと書くのは大違いでした。いざ自分で書いてみると手が固まりそうでした。姿勢を正して、力を抜いてと自分に言い聞かせるのですが、なれるまではやっぱりぎこちないですね。自分のモノに習得するまで時間はかかりますが、連綿がスラスラ書けるようになりたいですね。

ひらがな連綿1




これぞペン字!ひらがなの連綿2

連綿も4字くらいになると、だんだん行が左に流れてくるクセがなかなか直せません。
気をつけないと一行がいつの間にか曲がっている・・・

ひらがな連綿2






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先生のホームページに載る

ペン字関連のサイトを見る人は、決して多くないと思います。見てくれる人が多くなくても、自分の書いた清書がホームページで公開されているということは、言葉では言い尽くせないほどうれしいものです。実は、2回目の快挙?なのですが、会報への掲載よりもうれしいです。

最初ホームページで紹介していただいたときに、先生に、是非その清書に対するコメントを載せて欲しいとお願いしたところ、早速対応していただいたのですが、下の清書に対するコメントは次のとおりです。(掲載していただいたのは清書は、添削前のものです)以下コメントを紹介させていただきます(原文のとおり)。

漢字かな交じりは個々の漢字が正しく書け、また、ひらがな単体が確実に書けることが前提となり、その次の段階としてそれぞれの字の大きさの調和、行の中心の揃え方などいわゆるまとめ方について勉強することになる、と既に説明しました。
皆川さんの行書かな交じり清書の特長は繊細な神経が集中した運筆、線の冴えが抜群であること等です。楷書で文字の基本骨格を確実に習得しているので行書の書きぶりにも危なげがありません。

このところの躍進には目を見張るものがあります。

先生のホームページに載る!


1回目の快挙!のファイルが見つかったので、ご紹介します。
※山下静雨先生のHP(掲載当時)からの引用です。



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約3年後の書きぶり1

 平成16年1月(入会後約3年)、予想外の二段に認定していただきました。そして、雅号(蔦雨)をいただきました。雅号をいただいたことは、特にうれしかった!!その日早速一人で祝杯をあげてしまいました。
 さっそく、雅号の書き方をご指導いただき、清書にもしっかりと書きました。

約3年後の書きぶり1



約3年後の書きぶり2

相変わらず入朱が多いですが、これも私の宝物です。人間は失敗を繰り返して成長するといいますが、
私のペン字は、先生からの添削を通して成長していくのです。

約3年後の書きぶり2




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会員出品
 7.13水害もようやく落ち着きを取り戻した頃に書いたものです。この後、悪夢の10.23新潟県中越大震災が起こりました。
 山下先生の講演会の際にペン習字研修センター会員の清書が展示されることになったのですが、光栄にもそのなかの一人に選んでいただき、下の清書を書き上げました。


H16.10



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