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劣化ウラン弾による内部被爆の実態も暴く。
しかし科学的記述に誤りが多い。これではせっかくの良書が逆手に取られると、善意の
メールをくり返し送ったが、一向に返事がない。科学者との連携を目指さないのだろうか。
誤りはたとえば次のようである。
p74「大量の放射線分子(中性子とガンマ線)が市民や兵士のからだを貫通し」
放射線分子というものはない。中性子とガンマ線のみでない。
p77「放射線分子の大きさは一般的な酸素、水素、窒素などの分子と同じく、細胞の約
六兆分の一とされる」
放射線は、原子の大きさの一万分の一にも満たない。細胞の六兆分の一という計算もや
り直さないといけない。
p78「プルトニウムの放射能が半分になる(これを半減期という)のに一万二〇〇〇年
もかかる」
プルトニウム239の半減期は24360年である。
p81「人類は二万年の進化の過程で、地上に存在する放射線量に適応してきた。つまり、
自然界放射線を出す物質を体内で認知し、体外に排出するメカニズムを持ったのであ
る。」
人類の歴史は少なくとも200万年はある(これは林まさの指摘)。
人体は放射性の原子と非放射性の原子を区別することはできない。
p82「空気中に浮遊している放射性物質から出されるガンマ線はどんなに微量でも、生
命体の中で濃縮されることによって被ばく線量は飛躍的に増大する。」
ガンマ線そのものが濃縮することはない。むしろアルファ線源やベータ線源が体内に入
ることが問題ではないか。
(戸田さんのレポートを一部簡略化してまとめました)
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地震による津波」はぜひ見てほしい。愛知県の自治センターに行くとたくさんの資料があ
る。
とても短時間で報告できる量ではありません。学習会の内容を書いたプリントもありま
した。別冊サイエンス「地球大異変」や名古屋市の5mメッシュ数値地図の紹介もありま
した。
防災、これも環境問題を捉える重要な切り口であると認識しました。
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原料にはヨーロッパではナタネ油、米国では大豆油が使われるが、日本では廃食用油を利
用することが多い。ただし日本の食用油は50万kL/年であり、これだけでは軽油消費
量3800万kL/年をとてもカバーできない。アジアで生産されるパーム油が注目され
る。
「油脂そのものでは分子量が大き過ぎ、かつ粘性も高い。」
「メタノールはバイオでないね。」
「燃料を含め原料はバイオを基本にすべきだ。そして金属は徹底してリサイクルする。」
<加藤さんからの資料>
三重県は小規模な生産である(京都が有名)。BDF生産の課題は次のようである。
@廃食用油の回収が不十分で品質も一定しない
Aグリセリン廃液をどうするか(燃料など)
BBDF精製からの含油排水の処理
三重県科学技術振興センター保健環境研究部では、Bに対してコンソーシアム系微生物
による廃水処理を試験、提案している。
小規模事業所では維持管理が簡便でコストがかからないことが肝要である。コンソーシ
アム系の油分分解菌をセラミックに固定し、これを反応槽に設置してエアレーションした
ところ、COD、BODおよび油分濃度が減少し、排出基準を満足する程度まで処理でき
た。
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ここ100年とりわけ最近の温暖化は衆目の認めるところであるが、さてその原因はど
こにあるのか。
まず惑星を黒体と見なすと次の関係式が成り立つ。
4πr2×σT4 = (1−A)×πr2×S0
定数 アルベド 太陽定数
アルベドは「白さ」つまり地球の反射率であり、計算すると
地球 A=0.3 T=255(−18℃) 平均気温= 15℃
金星 0.77 228(−45 ) 400
火星 0.15 217(−56 ) −39
いずれも温度上昇をもたらす要因がある。
シミュレーションのプログラムは「大気海洋結合大循環モデル」と呼ばれるが、メッシ
ュが水平距離250kmと粗い。これでは雲は計算の対象にならない。さまざまな要因は
気象強制力(放射強制力)として数値化される。プラスなら地球を温める。太陽活動の影
響は外されている。ちなみに温室効果の90%は水蒸気が担っている。
この本は地球の気候変動とその原因を探る研究をいくつも紹介している。著者は太陽活
動の影響に注目している。しかしそれだけではない。温暖化を既成事実として原子力推進
の政策が推し進められている問題を指摘したり
二酸化炭素排出抑制3900億円のうち原子力が2700億円(98年度予算)
経済や政治にも目を向けた内容になっている。
<飯田>
温暖化 CO2 原因説に疑問が投げかけられる中でこれまで数冊の本を読んだ。伊藤公紀
さんの他に
薬師院仁志著「地球温暖化論への挑戦」(八千代出版)
槌田敦著「 CO2 温暖化説は間違っている」(ほたる出版)
池田清彦著「環境問題のウソ」(ちくまプリマー新書)
薬師院さんによると、シュナイダーはかつては氷河期が来ると言っていた。それが90
年代になると、温暖化を主張し始めた。彼はもともと原子力養護派で、それはチェルノブ
イリ原発事故後のようだ。
槌田さんによると、過去の気候では気温変化に二酸化炭素濃度が追随している。温度が
高くなると、海洋が二酸化炭素を排出する。それに時間がかかるために、タイムラグを生
じる。二酸化炭素濃度の上昇は温暖化の結果である。
四氏はいずれも、黒点数と気温には密接な関係がある。太陽活動を無視するのはおかし
いと主張する。池田さんは、石油はどんどん使えばよい、温暖化の宣伝に乗せられるのは
バカだと言う。
伊藤さんによると、仮に間違っていても、温暖化対策で省エネルギーや公害防止のノウ
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ハウや装置が残れば、幸いではないか。二酸化炭素濃度は、環境汚染全体の目安と捉えれ
ばよいと言う。
自分はかつて二酸化炭素による温暖化を言われるままに信じていたが、勉強するにつれ
て慎重になり、意見の根拠を確認するようになった。
「はっきりしないからと温暖化問題を避けて通るわけにもいかないし、難しい問題だ
ね。」
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