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                               事務局 林 正幸

  MOLの会通信00−3

 参加者は岡田、鈴木とし、林まさ、船橋の4名でした。はじめに「愛科教ネット」上で
話題になった、中学生や高校生の質問にどのように対応するかについて話し合いました。
これは学校教育にもインターネットが入ってくることを考えると、重要な課題です。そし
て最後には、みんなで「かみつきへび」を作ってみました。戸田さんからつくり方のプリ
ントはもらっていたものの、いざ自分がとなると生徒同様に戸惑います。しかし幸い最後
には全員が習得することができました。

「回転たこ」とマグヌス効果(船橋)

 くわしく示せませんが、S字にひねった翼を「直球」のように回転を与えて投げると、
上昇していきます。やってみると練習の必要なことが分かりました。似た形の「回転たこ」
を、今度は送風機の風の中に入れると、回転する向きによってたこのように上がります。
これらの原理は「マグヌス効果」と呼ばれるものです。それがよく見える実験道具でした。
(NHKの「やってみよう なんでも実験」より)

心を読み火を操る実験(船橋)

 生徒に1から9までの数字を決めさせます。「君が決めた数字を読みとって、この雑誌
の230ページに書き込みます。」 雑誌のページを破り取って「それではその数字をみ
んなに言ってください。」 「それでは火を操ってその数字が見えるようにします。」と、
線香で火をつける。紙はジリジリ燃えて、やがてその数字になる。
 これは「焼き落とし」の応用で、予め飽和硝酸カリウム水溶液で書いて、1から9まで
の数字が出るようにしておきます。文字のまわりを飽和食塩水で囲うと延焼せずきれいに
できる。あとは生徒が言った数字が出るように火をつければよいのです。そのためのパタ
ーンをもらいました。

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大薮さんの結晶モデル

 残念なことに実習助手の大薮さんが、3月で辞めることになりました。彼女はいろいろ
なアイデアを提供してくれたり、いくつもの結晶モデルを量産してくれたりしました。一
度は東海科教協の「実験お楽しみ広場」に参加してもらったこともありました。今回はそ
の彼女の最後の作品で、参加者は「ビー玉結晶モデル」をありがたく入手することができ
ました。

べっこうあめの反応(林まさ)

 べっこうあめは味からすると砂糖が反応しています。以前にそれをフェーリング反応が
起こる程度の差から確認しましたが、今回は始めは陰性の純粋なショ糖からあめをつくる
ことで調べました。すると9割かた進んでも、フェーリング反応は陰性でした。それがや
まぶき色の溶液になるや、ドバッと陽性になるのです。たしかに時間不足でうすい黄色の
あめは砂糖の味そのものです。ぎりぎりまで加熱して、すぐに冷ますのがおいしいべっこ
うあめをつくる「こつ」です。ショ糖の加水分解を含む「カラメル化反応」が起こるよう
です。アルケミストの藤田さんによると、カラメル化はカルボニル化合物やフラン類、そ
れに有機酸類が生成します。有機酸はショ糖の加水分解を促進します。そして分解生成物
のひとつ果糖はさらに熱分解しやすいのです。こうして最後に急速に反応が進むようです。

非金属各論(林まさ)

 今回は「非金属元素の単体と化合物」という授業プリントを紹介しました。私の各論の
視点は次の6点です。
  ・身のまわりの物質、主要な生産物(製法や用途を含む)
  ・面白みがある物質
  ・生命、地球、宇宙に係わる物質
  ・毒性、環境、リサイクル
  ・周期表で整理
  ・すでに学習したことの応用
  できる限り受験問題からは離れたい。
 考え方によっては、各論でこそ、「活きた化学」を語ることができるのです。
  ちなみに、「酸化と還元、そして電子やり取り」という授業プリントも配布しました。

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燃焼爆発実験(岡田)

 学年末の実験に「燃焼」を取り上げた。その中でとくに激しい「水素爆鳴気」を体験ました。
 500mlPETボトルに水上置換で水素100mlと酸素50mlを捕集し、ボトル
を立てて「せん」を被せるように乗せる。水はボトルの中に残しておく。そして2mほど
の棒の先にろうそくを立て、遠隔操作で「せん」を落としすぐに点火する。校舎中に響く
爆発音。
 次に白金黒を使って同じ手法で爆発させようとしたが、どうしてもうまくいかない。そ
こで生徒の手前、手に持ったさじで実行した・・・。慣れてくると快感だそうですが、み
んなから耳せんをした方がよいと忠告がありました。なお白金黒は1gで7000円あま
り、一度購入すれば長く使うことができます。
 このほかにスチールウールの酸素中での燃焼や、いわゆる「三徳びん」の実験もやりま
した。そして話題として、誰か長いポリチューブ中の水素爆鳴気をやらないかという提起
がありました。
 またこだわりの「太陽と地球」(99年1月号に紹介)の2000年版プリントも紹介
されました。

ドップラー効果(鈴木とし)

 電子メトロノームを使うとドップラー効果が簡単に観測できる。(株)ナカノのマルチ
メトロノーム(M−48)は正確な450Hzの音を出して楽器の調整に利用される。そ
して振動数を変えることもできて、これを2つ(4500円×2)使うとうなりが検出さ
れます。そこでひとつを持って待機し、もうひとりにもうひとつを持って歩いて近づいて
もらうと、はっきりとうなりが発生します。1波長が0.75mですから、1分に90mの
速度で歩けば、1秒に2回のうなりになります。このメトロノームは錦通りのヤマハミュ
ージック名古屋(TEL:052-201-5194)でも手に入るそうです。



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