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                                   林 正幸

 2007年に科教協愛知大会で発表された岡田 高明さんのレポートを元に、古いファ
イルをひっくり返してまとめてみました。散逸している資料もあり、脱落や不正確が含ま
れるでしょうが、このサークルは「通信」がないため、この種の記録を残しておく必要性
を感じました。

     EHCの歴史

 EHCは発足以来30年になる。そもそもEHCは Electronics Hobby Circle のイニ
シャルをとって名付けた。1982年から始まり創生期には、全くの素人の集団が電気回
路やICをお互いに勉強しながらもの作りに励んだ。「家に帰っては完成できない」と夜
までかかって完成させたというのが語り草になっている。

1980年 県教研で「エレクトロニクス工作学校」を呼びかける。10数名が参加し、
      林宅(一宮)で実施。
      ・化学テスター(トランジスター、センサの勉強)
      ・高感度メーター(オペアンプの勉強)
      ・コンデンサーメーター(微分回路、時定数の勉強)
      ・デジタルストップウオッチ(ユニバーサルカウンター)
                 (論理ICなどの勉強)

1982年 EHCが正式の発足する。
      ・高感度磁束計
      ・光通信
      ・サーミスター温度計
      ・重力加速度測定装置(フォトカプラー使用)
      ・音速測定用アダプター(カウンターにつなぐ)
      ・ドップラー効果測定装置(   〃   )
      ・サーミスター温度計
      ・モンキーハンティング

1984年 「マイコン教室」として、Z80を搭載したマイコンの製作に取り組む。

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      マシン語を勉強し、手動スイッチでプログラムを入力、音楽演奏・かけ算の
      計算まで進んだ。

1986年 弱電に限定しないで電気工作をすることを目指す。
      ・加速度計(差動トランスの原理を活用)
      ・「かごの鳥」(大電流の制御)
      ・ジャイロオートバイ
      ・直流高圧電源
      ・10000倍増幅器
      ・超音波による波動実験装置

1988年 「新エレクトロニクス工作学校」を、30名ほどの参加で三井宅(名古屋)
      で実施。
      2月 化学テスター
      5月 電源・メーター(整流とレギュレーターの勉強)
      7月 高感度メーター(10000倍)
      10月 サーミスター温度計(センサーの勉強)
 (89年)2月 発信器と5Wミニアンプ(タイマー[555]の勉強)
      5月 「さわっちゃいやよ」(フリップ・フロップの勉強)
      7月 デジタルルーレット(マルチバイブレーターと
                      カウンター・デコーダーの勉強)
      12月 ユニバーサルカウンター(その1)(これまでの応用)
 (90年)1月 ユニバーサルカウンター(その2)(光センサーの勉強)
      7月 高圧電源装置(ジェンセン回路と
                   コッククロフト・ウオルトン回路の勉強)
この「学校」は「参加者がもうかる」「講師がもうかる」の2本柱にした。参加者は製作
しながら原理などを学習し、講師は一つのテーマに最低2回の検討会で勉強し合った。こ
のハードなカリキュラムを2/3が乗り越えた。

 「学校」が進行する中、サークルを「名古屋EHC」と「一宮EHC」に分けて活動す
ることにした。名古屋EHCは従来の電子工作などに取り組むこととし、一宮EHCはコ
ンピュータに関係する内容を扱うこととする(会場は学校に変わっていった)。

<一宮EHC>
 各自がパソコンの違いを超えられる規格化したインターフェイスを製作し、共通の外部

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機器からの信号を、マシン語(スピードが要求される部分)を含めたBASIC言語で作
成した共通のプログラムで処理する方向に進んだ。(インターフェイスは[8255]、
それにカウンター[8253]を加えた。)
1989年 2月 インターフェイス(その1)
      12月    〃    (その2)
 (90年)6月 加速度ユニット
      10月 速度・加速度測定装置
 (91年)8月 AD変換器
 生徒が実験できるためにパソコンの代わりに、BASIC言語が使えるマイコン[80
52BASIC]を使うことが検討された。
1992年 5月 8052BASICを使うワンボードマイコンの紹介と
         AD変換器の続き
 さらにポケコン(PC−G815)を使うシステムの構築に進んだ(プログラムはパソ
コンから書き込み)。
1993年 5月 RS−232C通信ボード
      8月 ミニ搬送車
      12月 ポケコンインターフェイスボード(PIFボード)
 (94年)5月 [8255]テスト機器
      7月 ジョイントボード(パソコンにもつながった方が便利と考えて)
      8月 [8253]テスト機器
      10月 運動計測機器
      11月 AD変換テスト機器
 (95年)5月 マルチ電圧計(レンジ自動選択)
      7月(3日間)QUICK BASICの学習
      11月 伊原電子に依頼してPF95ボードを50セット生産
      12月 ポケコン間通信ボード
 (96年)3月 音声録音再生機器
      7月(2日間)QUICK BASICの学習
      11月 電圧&温度計センサー
 (97年)3月 新運動計測機器(新赤外センサー)
      7月 落下運動追跡機器(S=(1/2)gt2 全5回)
      7月 インターネット体験

<名古屋EHC>
1991年 12月 超高圧電源とアダプター

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 (92年)3月 音速カード(ユニバーアルカウンターに装着)
      6月 LC共振
      10月 高圧発生装置(イグニッションコイル利用)
 (93年)2月 水ロケット
      7月 「声出し」メーター
      10月 赤外線検出装置
 (94年)2月 ビデオ映像電波送信装置
      6月 大型表示ユニバーサルカウンター
      10月 10Wアンプ
 (95年)7月 デジタル静電気メーター
      10月 2段式水ロケット(全2回)
 (96年)5月 周波数メーターなど4種のカード(大型カウンターなどに装着)
      9月 1円玉発射器(渦電流利用)
 (97年)5月 大型表示デジタルマルチメーター(全4回)

1999年 2つのEHCをまとめ、エレクトロニクスに限定しない「ものづくり」を目
      指す。
      2月 結晶模型&分子模型(全2回)
      7月 大型レベル表示マルチメーター(全2回)
 (00年)2月 分子結晶模型(CO2&S8 全2回)
      7月 新加速度計(加速度センサーを利用 全4回)
 (01年)2月 弾性・非弾性衝突解析システム(PIF95にも接続 全2回)
      5月 メロディテスター
      7月 静電気チェッカー
      10月 方解石の結晶模型
 (02年)1月 しゃべるコップ&マックスウェルのこま
      5月 紫外線センサー&温度センサー
      10月 燃料電池
 (03年)2月 小型高圧電源


 再び一宮EHCを分離して、こちらはH8マイコン[3052F]を利用した計測を目
指した。

<一宮EHC>

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2003年 7月 H8マルチ測定器と大型LED表示装置
            (音速測定カード&プログラム書き込みを含む 全5回)
 (04年)7月 コンデンサー充放電カード
      7月 弾性・非弾性衝突解析機器
      11月 パソコン表示の学習
 (05年)7月 C言語の学習(入出力カードの製作を含む 全2回)
 (06年)3月 加速度センサー(全2回)
      7月 LCD表示装置を追加
      7月 C言語の学習
 (07年)1月 パラメーター共振(サーボモーターを利用)
 これまでの蓄積を踏まえ、汎用性のマイコン装置、ユニバーサル・メジャメント・コン
トロール・システム(H8UMCS)を構築して活用する方向に進んだ。
2007年 12月 H8汎用計測制御装置(H8UMCS 全3回)
 (08年)7月(2日間)プログラム練習カードとプログラムの学習
      9月 大型LED表示装置(全2回)
 (09年)5月 容量計カード
      7月(2日間)プログラムの学習
      11月 音速カード
 (10年)6月 pHメーターカード
      7月 LEDストロボ&簡易メルデ
      7月 プログラムの学習
      10月 周波数計カード

<名古屋EHC>
2003年 9月 キックモーターと&誘導モーター
      12月 リニアモーターカー(全4回)
 (04年)11月 簡易減圧ポンプ&マグデブルグ半球
 (05年)5月 強力電磁石
      10月 圧力計
      12月 PIC速度計(全2回)
 (06年)5月 高分解能分光器
      10月 すっ飛びロケット、「引っ込み思案」&ガリガリとんぼ
 (07年)5月 トルネードマシン
      7月 自走こま
 (08年)1月 三原色の実験装置

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      8月 PICMIN(デジタルテルミン)
 (09年)1月 1Hz刻み正弦波発信器(DDS利用)
      9月 音反動車
 (10年)1月 「リーこま」
      5月 プラマイ高圧電源&高感度霧箱
 (11年)1月 ケルビン発電機&リニアバンデグラフ(全2回)
      5月 PIC超音波送信器&受信器
      7月 PIC周波数計



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