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参考:
物質量や反応量などの計算でいくつもの分数式が出てくる。インターネット上では斜線
を使って表している。また左辺に単位を添えるのは、分子分母がどんな量であるかを意識
させるためである。
物質1molと「モルボックス」
水 18g
硫黄 32g
砂糖(ショ糖) 342g
気体 22.4[l](0℃、1atm)
11.2[l](0℃、2atm)
30.6[l](100℃、1atm)
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No
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[c]式量
塩化ナトリウムの化学式は NaCl だが、実際にはそのような分子は存在しない。し
かし NaCl を分子式のように見なしてその質量を求めると便利なことが多い。これは
化学式1個分の質量という意味で(式量)と呼ばれる。
例 塩化ナトリウム NaCl 58.5
銅 Cu 64
[d]イオンの式量
イオン1個の質量(イオンの式量)も原子量と同じ基準で表される。たとえばナトリウ
ムイオン Na+ はナトリウム原子から電子1個が失われているが、電子の質量は無視でき
るほど小さいので、ナトリウムイオンの式量はナトリウムの原子量と(同じ)になる。
例 ナトリウムイオン(Na+) 23
水酸化物イオン(OH-) 17
問2 次の化学式の式量(原子量や分子量)を計算せよ。
(1)Al(アルミニウム) 27
(2)N2(窒素) 28
(3)CH4(メタン) 16
(4)AgNO3(硝酸銀) 170
(5)Ca(OH)2(水酸化カルシウム) 74
(6)Zn2+(亜鉛イオン) 65
(7)SO4 2-(硫酸イオン) 96
次の原子量も利用せよ。
窒素 N 14 アルミニウム Al 27
硫黄 S 32.1(〜32) カルシウム Ca 40.1(〜 40)
亜鉛 Zn 65.4(〜65) 銀 Ag 107.9(〜108)
参考:通常は( )内の数値を使う。
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No
[e]塩化亜鉛の化学式
[1]ドルトンが行ったと同じような実験を行い、彼が考えたのと同じように考えてみよ
う。
(亜鉛粉末)1.00gに(十分な)量の(塩酸)を加えると、(水素)が発生してすべ
ての亜鉛が反応する。これを加熱して、余った(塩化水素)を揮発させ(水)を蒸発させ
て乾固すると、白色の(塩化亜鉛)が得られる。
亜鉛 +塩酸 ―→ 塩化亜鉛 + 水素
この質量は
(2.08)g(クラスの最良値)
であった。
[2]実験から塩化亜鉛中の亜鉛のパーセントは
( 1.00/2.08 = 0.480・・・ 48[%] )
である。これに対して塩化亜鉛の化学式を ZnCl とすると亜鉛のパーセントは
( Zn/ZnCl = 65/(65+35.5)
= 0.646・・ 65[%] )
になるべきである。これは亜鉛が多すぎるので次に化学式を ZnCl2 とすると亜鉛のパ
ーセントは
( Zn/ZnCl2 = 65/(65+71)
= 0.477・・・ 48[%] )
となって実験結果とよく一致する。こうして塩化亜鉛の化学式が
( ZnCl2 )
であると分かる。
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No
[b]物質量
原子の場合には原子量にグラム[g]を、分子の場合は分子量にグラム[g]を付けた
だけの量を1molと(定義)する。
( 1mol =(原子量や分子量)g ) (1)
もちろん1molの原子や1molの分子はすべて個数が(同じ)である。その個数はア
ボガドロ数と呼ばれ、計測の結果は次の数値である。
1mol=6.02×1023個
=602000000000000000000000個
当然0.2molの炭素原子と(0.2)molの水分子の個数も同じである。要するに
( 同じmol数の物質 = 同じ個数の物質 ) (2)
である。そしてアボガドロ数として
( 1mol = 6×1023個の粒子 ) (3)
という数値を記憶しよう。
[例題]水0.2molは何gか。また二酸化炭素55gの物質量はいくらか。
(原子量:H=1 C=12 O=16)
関係式(1)から(水 H2O )1molは(18)gである。
だから 1:0.2=18:x
x=3.6[g]
別解 しかし高校では次のように考えられるように訓練しよう。
関係式(1)から水 H2O 1molは18gである。
当然に水2molは(36)gである。
水0.5molは(9)gである。
つまり水においてはmol数とg数の(比)は一定で
1[mol]/18[g] になる。
だから0.2molがx[g]とすると次の関係式が成り立つ。
( 1[mol]/18[g]= 0.2/x )
x=3.6
答 3.6g
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(二酸化炭素 CO2 )1molは(44)gである。
y[mol]が55gとすると
( 1[mol]/44[g]= y/55 )
y=1.25
答 1.25mol
問4 塩化ナトリウム0.4molは何gか。また塩化水素2.92gと分子数が同じだけ
のアンモニアは何gか(後半は関係式(2)を利用する)。
(原子量:H=1 N=14 Na=23 Cl=35.5)
NaCl 1molは58.5gである。
0.4molがx[g]とすると
1[mol]/58.5[g]= 0.4/x
x=23.4
答 23.4g
分子数が同じとはmol数が等しいことである。
HCl 2.92gは
1[mol]/36.5= y/2.92
y=0.08[mol] である。
NH3 0.08molは
1[mol]/17[g]= 0.08/z
z=1.36[g] である。
答 1.36g
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No
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1.4molがx[l]とすると
1[mol]/22.4[l]= 1.4/x
x=31.36
答 31.36[l]
関係式(5)の第2項と第4項から
0℃、1atmでは N2 は28gが22.4[l]である。
5.6gがy[l]とすると
28[g]/22.4[l]= 5.6/y
y=4.48
答 4.48[l]
参考:分子の物質量を扱っているのか、原子の物質量を扱っているのかに注意を払う必要
がある。とくに単体は分子名と原子名が同じである。通常は、単に水素、窒素と言
えば、分子を指し、原子を指すときは水素原子、窒素原子と言う。
問2 アンモニア分子0.5molには、窒素原子が何mol含まれるか。また水素原子は
何mol含まれるか。
アンモニア分子の化学式は NH3 である。
だから分子1個には窒素原子1個と水素原子3個が含まれる。
答 窒素原子 0.5mol
水素原子 1.5mol
参考:関係式(2)(3)からmolは個数の単位であると見なせる。つまり6×1023
個が1molであり、これは12本が1ダースであるのと同じように考えればよい。
[c]考察
(1)アボガドロ数はどのようにして計測されるのだろうか。
(2)アボガドロは気体反応の法則から、単体が分子であることや、アボガドロの法則を
どのように発見したか調べてみよう。
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No
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( CH4 + O2 ―→ CO2 + H2O )
しかしこのままでは水素原子 H については左辺が(2)個多く、酸素原子 O について
は右辺が(1)個多い。そこで次のように酸素 O2 が2個、水 H2O が2個とすると、
反応の前後でどの原子の個数も増減がなくなる。ほとんどの場合はこれによって係数が確
定し、反応式が完成する。
( CH4 + 2O2 ―→ CO2 + 2H2O )
なお係数は(一番)小さい数字にする。
問2 次の化学変化の反応式を書け。生成物質を示されていないときは、推測したり調べ
たりして完成する。
(1)水を電気分解すると水素と酸素が発生する。
2H2O ―→ 2H2 + O2
(2)塩化ナトリウム水溶液に硝酸銀水溶液を加えると、白色の塩化銀が沈でんする。
NaCl + AgNO3 ―→ AgCl + NaNO3
(3)亜鉛にうすい硫酸を加えると水素が発生する。
Zn + H2SO4 ―→ H2 + ZnSO4
(4)水素と窒素を高圧下で化合させてアンモニアを合成する。
N2 + 3H2 ―→ 2NH3
[c]質的変化
(化学)変化では生成物質の(性質)は反応物質の性質とは大きく(異なる)。たとえ
ば実験では灰色の亜鉛粉末と無色の塩酸から、白色の塩化亜鉛が生成した。また水の性質
はすおそと酸素の性質を混ぜたものではない。このような変化は(質的変化)と呼ばれる。
しかし他方で化学変化が起きても原子は不滅である。つまり化学変化は原子がその結合
する相手を(変える)ことである。
[d]考察
(1)質的変化の例を考えてみよ。
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No
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( 48[g]/22.4[l]=1/y )
y=0.466・・・
答 0.47[l]
[b]1[l]の二酸化炭素
問1 炭酸水素ナトリウムに十分な量の希硫酸(うすい硫酸)を加えて、0℃、1atm
で1[l]の二酸化炭素をつくりたい。反応式は次のようである。
2NaHCO3 + H2SO4 ―→ Na2SO4 + 2H2O + 2CO2
何gの炭酸水素ナトリウムを使えばよいか。
(原子量:H=1 C=12 O=16 Na=23)
反応式から CO2 1molつくるのに NaHCO3 1molが必要である。
CO2 22.4[l](0℃、1atm)つくるのに NaHCO3 84gが必要。
CO2 1[l]つくるのに NaHCO3 x[g]が必要であるとすると
22.4[l]/84[g]=1/x
x=3.75
答 3.75g
問2 実験をイラストで描け。
[c]考察
(1)98年における日本の石炭消費量は1.3億トンである。これによっておよそ何億ト
ンの二酸化炭素が発生したか、計算してみよ。
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(2)窒素と水素を高圧下で化合させてアンモニアを合成する。
N2 + 3H2 ―→ 2NH3
(3)塩化ナトリウム水溶液に硝酸銀水溶液を加えると、白色の塩化銀が沈でんする。
NaCl + AgNO3 ―→ AgCl + NaNO3
(4)水にナトリウムを投入すると、水素が発生し水酸化ナトリウムが生成する。
2Na + 2H2O ―→ 2NaOH + H2
5.反応量についての次の文を完成せよ。
硫酸と水酸化ナトリウムが中和して硫酸ナトリウムが生成する反応式は次のようである。
( H2SO4 + 2NaOH ―→ Na2SO4 + 2H2O )
これから1molの硫酸が反応する水酸化ナトリウムは(2)mol、そしてそのとき生
成する硫酸ナトリウムは(1)molであることが分かる。
また化学式から、赤褐色の酸化鉄(Fe2O3)1molを完全に還元すると鉄(2)
molが得られることが分かる。
6.亜鉛1gに十分な量の希硫酸を加えると、0℃、1atmの下で何[l]の水素が発
生するか。またそのとき反応する硫酸は何gか(答は小数2位で)。
反応式は Zn + H2SO4 ―→ ZnSO4 + H2
Zn 1molから H2 1molが発生する。
Zn 65.4gから H2 22.4[l](0℃、1atm)が発生する。
Zn 1gから H2 x[l]が発生するとして
65.4[g]/22.4[l] = 1/x
x=0.342・・・
答 0.34[l]
同様に H2SO4 がy[g]必要であるとすると
65.4[g]/98[g] = 1/y
y=1.498・・・
答 1.50g
7.空気中で無声放電すると、次の反応で酸素の一部がオゾンに変化する。
3O2 ―→ 2O3
いま空気1000mlが無声放電で全体の体積が970mlになった。このとき生成した
オゾンは何mlか。体積の計測はすべて同温同圧の下で行うものとする。
アボガドロの法則から、気体では分子数の比は体積比に一致する。
生成する O3 をx[ml]とすると
反応して減少した O2 は(3/2)x[ml]である。
1000 −(3/2)x + x = 970
x=60
答 60ml
( )組 ( )番 氏名( )
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