キーワード
高校、化学、教材、自主編成、教科書、(高校化学、化学教材)

                                   02.2
                                   林 正幸

2.化学結合と結晶(その2)

  授業計画

時間        項 目                 備 考
 1   1.原子価と命名法               「原子価カード」                              宿題:化学式と名称
 2   2.原子の構造と電子配置  [a]電子の発見
                   [b]原子の構造  カラーマグネット
 3                 [c]電子配置   宿題:電子配置図
                   [d]原子スペクトル
 4   3.イオン結合  [1]〜[4]
               問
 5            [5]             小テスト返却
     4.共有結合   [1]〜[3]
 6             問
              [4]〜[5]
(以上はその1)
 7   実験1.結晶模型と分子模型    実験
 8                    まとめ 宿題:バッキーボールの製作
     5.金属結合
 9   6.金属結晶とイオン結晶  [a]結晶と無定形
                   [b]金属結晶
                   [c]イオン結晶
                   [d]電導性     ガラスの電導性
10                 [e]変形性
     7.分子間力と沸点  [a]分子間力

                  - 1 -

                [b]電気陰性度      3D−ボックス
                [c]極性による引力
                [d]水素結合
11              [e]水の沸点
     8.分子結晶と共有結晶  [a]分子結晶   二酸化炭素の結晶模型
                  [b]水の結晶     水の結晶模型
                              正四面体
                  [c]共有結晶
                  [d]同素体      バッキーボール模型
                              斜方硫黄の結晶模型
12   宿題(演習)



















                  - 2 -

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                                   No

実習1.結晶模型と分子模型

[a]結晶模型
[1]物質をつくる原子・(イオン)・(分子)などの粒子が(規則的)に配列した状態
は(結晶)と呼ばれる。結晶は同じことのくり返しであり、したがってその配列の単位に
なる立体(単位格子)で表現される。
 下の物質の結晶模型を分解し、再び詰めることによって次のことを確認せよ。
(1)単位格子のどの位置に粒子が存在するか(図に黒丸で記入せよ)。
(2)ひとつの粒子のまわりに接触している粒子はいくつあるか(配位数)。
(3)単位格子内にいくつの粒子が含まれるか。


[2]ナトリウム


  配位数(


  単位格子内に含まれる原子の個数(








 ナトリウムは(ナトリウム原子)が金属結合によって配列している。このような配列は
体心立方格子)と呼ばれ、頂点のほかには立方体の中心に原子が存在する。
[3]アルミニウム


  配位数(12


  単位格子内に含まれる原子の個数(








                  - 15 -

 アルミニウムはアルミニウム原子が(金属結合)によって配列している。このような配
列は(面心立方格子)と呼ばれ、頂点のほかには立方体の面の中心に原子が存在する。
[4]塩化ナトリウム


  ナトリウムイオンのまわりの配位数(
  塩化物イオンのまわりの配位数  (

  単位格子に含まれる
  ナトリウムイオンの個数(
  塩化物イオンの個数  (
  ナトリウムイオン:白丸  塩化物イオン:黒丸



 塩化ナトリウムは(ナトリウムイオン)と塩化物イオンが(イオン結合)によって配列
している。このような配列は(岩塩型)と呼ばれる。

[b]分子模型
[1]分子模型は原子価に相当する穴があいた(原子球)と、それを結合させる(リン
)からできている。共有結合では原子価の(向き)は決まっているので、分子はそれぞ
れ特定の()をしている。
[2]分子の形
 次の分子模型を組み立てて、その原子がつくる形が下のどれになるかを調べよ。

  (1)水( H2O ):V字形      (2)アンモニア( NH3 ):三角錐形
  (3)二酸化炭素( CO2 ):直線形  (4)メタン( CH4 ):正四面体形
  (5)塩化水素( HCl ):直線形
  参考:窒素の原子球は3価のものを使う。塩素は緑色の原子球を使う。
     二重結合は長いリンクを使う。

  分子の形 : 直線形   正四面体形   V字形   三角錐形

          (  )組(  )番 氏名(        )

                  - 16 -

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                                   No

5.金属結合

[a]金属結合
 それではナトリウムやアルミニウムなどに見られる(金属)原子どうしの結合はどうな
っているだろうか。ナトリウムは下図のように、最外殻電子1個を失って1価の(陽イオ
)になる。そして原子の束縛を逃れた電子はナトリウムイオンの間を自由に運動して
接着剤)のはたらきをする。このようにして形成されるのが(金属結合)であり、陽イ
オンの間を運動する電子はとくに(自由電子)と呼ばれる。

      

[b]化学結合と物質の性質
 以上で化学結合の基本になる(イオン結合)、(共有結合)、金属結合を学習した。原
子がどのように(結合)しているかは、その物質の(性質)が決まるもっとも根本的な要
素である。これについては次節から具体的に学習していく。
 そして(化学結合)は基本的にはその原子の(最外殻電子)の個数に依っている。だか
ら周期表において(同族元素)が互いに似た性質を持つのである。
問 化学結合の理論に基づいて、次の原子の原子価を書け。
イオン結合して陽イオンになるリチウム、ナトリム、カリウム(1族)    :1価
       〃      マグネシウム、カルシウム(2族)      :2価
       〃      アルミニウム(13族)           :3価
共有結合する炭素、ケイ素(14族)                   :4価
  〃   窒素、リン(15族)                    :3価
共有結合する、あるいはイオン結合して陰イオンになる酸素、硫黄(16族) :2価
        〃                フッ素、塩素(17族):1価

                  - 17 -

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6.イオン結晶と金属結晶

[a]結晶と無定形
 物質が固体であるときは、(原子)・イオン・分子などの粒子が規則的に配列した(
)になっているか、それらが乱雑に集合した(無定形 アモルファス)になっているか
である。ここでは主に結晶ついて学習する。

[b]イオン結晶
[1](イオン結合)する物質がつくる結晶は(イオン結晶)と呼ばれる。イオン結晶は
陽イオン)と(陰イオン)で構成される。陽イオンどうし陰イオンどうしは反発し、陽
イオンと陰イオンは引き合うので、イオン結晶では陽イオンには陰イオン(のみ)が接触
し、陰イオンには陽イオンのみが(接触)するような配列になる必要がある。
 塩化ナトリウムは(岩塩型)である。実習で調べたように、これは陽イオンと陰イオン
の個数比が1:1である。それではフッ化カルシウム CaF2 のように陽イオンと陰イオ
ンの個数比が1:2である場合はどのような結晶になるだろうか。下の立体視図を眺めて
みよう。
      フッ化カルシウムの単位格子(ホタル石型)

      

  小さい方がカルシウムイオン、大きい方がフッ化物イオン。カルシウムイオンの
  まわりの配位数が8、フッ化物イオンのまわりの配位数が4になっている。
[2]イオン結晶には分子が存在しない。したがってその化学式はよりくわしくは(組成
)と呼ばれる。たとえば CaF2 は、カルシウムイオンとフッ化物イオンの個数比が
1:2であることを表している。
                         (続く)

                  - 18 -

                                   No
[c]金属結晶
[1](金属結合)する物質がつくる結晶は(金属結晶)と呼ばれる。金属結晶は金属結
合する(原子)、言い換えると陽イオンと自由電子で構成される。共有結合と違って、金
属結合はあまり(方向性)がないので、多くの金属結晶はたくさんのテニスボールをでき
るだけ(密に)詰めたような配列になる。ほとんどの金属は
  (体心立方格子)  ナトリウム、鉄
  (面心立方格子)  アルミニウム、銅
  (六方最密構造)  マグネシウム、亜鉛
のいずれかの結晶である。前2つは実習で調べた。
注意:六方最密構造は単位格子の名称ではない。この単位格子はひし形の角柱である。
   この結晶構造については名称に留める。
[2]金属結晶にも分子は存在しない。その化学式は
    マグネシウム Mg     アルミニウム Al
    鉄      Fe     銅      Cu
のように元素記号を使う。これは成分がひとつの組成式であると言える。
[d]電導性
[1]金属結晶が大きい(電導性)を示すことはよく知られている。それは結晶中の自由
電子が移動するためである。一般に電導性は、(電気)を持つ粒子が存在し、かつそれが
移動)できるときに生じる。
 したがって(イオン結晶)は、電気を持つ粒子は陽イオンと陰イオンが存在するが、そ
れらが移動できないために電導性は(ない)。
問 「ガラスの電導性」実験のイラストを描け。
      

                  - 19 -

[2]ガラスは陽イオンがナトリウムイオンとカルシウムイオン、陰イオンがケイ酸イオ
ンから構成される。しかしこれらのイオンは固体では移動できないために電導性がない。
しかしガラスを加熱して液体(と言っても実験では水あめのように粘性が高かった)にす
ると、イオンが移動できるようになり、電導性が生じて電球が(点灯)した。
 ガラスの固体は結晶ではなく無定形であるが、以上のことはイオン結晶にも当てはまり、
結晶では電導性がない塩化ナトリウムが、加熱融解して(液体)にすると電導性が生じる。
 もちろん(金属結晶)は液体にしても電導性がある。
[e]変形性
[1]一般に(固体)は比較的(小さい)力を加えると変形し、力を除くと元の形に復元
する。こにょうな性質は(弾性)と呼ばれる。弾性には次のようなフックの法則が成り立
つ。
      F = kΔx
    (F:力  k:比例定数  Δx:変形)
そしてこの関係式はばねに限らず、すべての固体に成り立つ。
[2]それでは弾性限界を越える大きい力を加えるとどうなるだろうか。下図から明らか
なように、(イオン結晶)では結晶配列のずれが陽イオンどうし陰イオンどうしの反発に
つながり(破壊)を余儀なくされる。これに対して金属結晶では力を受けて(結晶配列
がずれても容易に金属結合が(修復)される。このように(金属結晶)は大きい力を加え
ても破壊されず変形したままである。このような性質は(塑性)と呼ばれ、金属が(
)、(延性)を持つ理由である。

      

                  - 20 -

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                                   No

7.分子間力と沸点

[a]分子間力
 数個の原子が共有結合してできる粒子は(分子)と呼ばれる。そして分子どうしの間に
も引力(分子間力)がはたらく。分子をつくる原子間には共有結合がはたらいているが、
それは分子内で完結している。もちろん分子間力は共有結合よりかなり小さいが、それは
どのような引力であろうか。分子間力は込み入ったものであり、高校では「極性による引
力」と水素結合の2つを中心に取り上げる。

[b]電気陰性度
[1]イオン結合は(電子のやり取り)によって形成されるので、一方が()電気をも
ち他方が負電気をもつ。これに対して(共有結合)は電子の共有によって形成されるので
どちらの原子も電気的に(中性)であると言える。
[2]しかし実際にはたとえば塩化水素においては、水素原子は陽子1個分まではいかな
いがいくらか正電気を持っており、塩素原子はそれと同じ大きさの()電気を持ってい
る。これは(共有電子対)がいくらか塩素原子に引き寄せられているためである。一般に
異種)原子の間の共有結合はこのようになっており、これは共有結合の(極性)と呼ば
れる。
[3]そこでその原子がどの程度に共有電子対を引き寄せやすいかを数値で表し、これを
電気陰性度)と名付ける。電子は負電気をもつので「陰性度」という言葉が使われた。

      

          (「改訂化学TB」(第一)より)

                  - 21 -

電気陰性度の差が大きいと共有結合の極性が大きい。電気陰性度は前ページの図のように、
周期表で見ると(希ガス)を除いて(右上)の方が大きいという傾向がある。
[c]極性による引力
 共有結合の極性によって分子が極性を持つと、ちょうど2つの(磁石)が引き合うよう
に分子どうしの間に(電気的引力)がはたらく。もちろん極性が大きいほど「極性による
引力」は大きくなる。ただし分子の形によっては、共有結合の極性を(打ち消し合う)効
果をもつ分子もある。

      

[d]水素結合
 水素・酸素結合(水酸基)をもつ分子どうしの間には、(水素結合)と呼ばれるかなり
大きい引力がはたらく。その理由に深入りはできないが、水分子の場合では下図のように、
水素結合は一方の水分子の水酸基と他方の水分子の酸素原子の間にはたらき、関係する3
原子が水素を中心に(直線上)に並ぶときもっとも強くなる。
 水素結合は、水素・窒素結合をもつ分子や水素・フッ素結合からなるフッ化水素でもは
たらく。なお水分子の「極性による引力」の効果は水酸基をもたない分子との間で現れる。

      


                              (続く)

                  - 22 -

                                   No
[e]沸点と分子間力
[1]4章でくわしく学習するが、物質が(沸とう)することは分子が分子間力から(
れる)ことである。つまり(沸点)の高さと(分子間力)の大きさの間には密接な関係が
ある。
 ここで周期表の16族元素と水素の化合物、および15族元素と水素の化合物について、
その沸点(1atmの下での)と分子量の関係をグラフにしてみよう。

      

[2]このグラフから
(1)同系統の物質では、その分子間力がおおむね(分子量)に比例する
(2)水素結合はかなり(大きい)分子間力である
ことが読み取れる。

                  - 23 -


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8.分子結晶と共有結晶

[a]分子結晶
[1](共有結合)する物質のほとんどは分子になり、それによって構成される(分子結
)をつくる。分子の形は球とは見なせないし分子間力に方向性があることが多いので、
分子結晶は複雑となる。
 たとえば(二酸化炭素 CO2 )の結晶は、その模型をよく観察すると、分子の中心にあ
る炭素原子が(面心立方格子)になっていることが分かるが、分子の向きは同じではない。
[2]分子結晶には文字通り分子が存在するので、その化学式はよりくわしくは(分子
)と呼ばれる。たとえば H2O は、水分子が水素原子2個と酸素原子1個からできてい
ることを表している。

[b]水の結晶
[1]氷つまり()の結晶を見てみよう。前節で学習したようにひとつの水分子はその
中心の酸素原子から見ると、2個の水素原子と共有結合を形成し、さらにとなりの2個の
水分子の水酸基と水素結合をつくる。4つの「結合」は実際には立体的で(正四面体)の
中心から頂点に向かっている。そして水素結合の方は、関係する3原子が直線上に並ぶと
いう(方向性)がある。
 水の結晶の配列は、その模型から分かるように、折れ曲がった六角形が基本になりそれ
が組み合わさったようになるので、大きな(空間)を含む。
[2]氷が(融解)して水つまり液体の水になると、水素結合がゆるんでその方向性が乱
れるので却って水分子は(詰まる)ようになる。こうして液体の水の密度は氷に比べて
1.09倍になり、固体が液体の中で(浮く)。このような物質は水のほかには見あたらな
いが、それは水素結合の方向性から説明できる。
[3]さて最近海底で発見された(メタンハイドレート)は、水の結晶がつくる空間にメ
タン分子 CH4 が入り込んだような構造をしている。メタンハイドレートはシャーベット
状の(固体)として存在し、火を点けると炎を上げて(燃焼)する。しかし常温常圧では
やがて分解して気体のメタンと液体の水に分解する。その埋蔵量は膨大で石油に変わる資
源として注目されている。
                           (続く)

                  - 24 -

                                   No
[c]共有結晶
[1]共有結合する物質の一部は(共有結晶)をつくる。たとえば(ダイヤモンド C
は右図の立体視図のように、炭素原子が4つの共有結合を空間に伸ばして互いにスクラム
を組んだようになる。こうしてダイヤモンドは最も(硬い)物質である。共有結晶は共有
結合する(原子)で構成される。
[2]ところでシャープペンの芯に使用される(黒鉛 C )も炭素原子からできている。
これは立体視図のように、炭素原子が六角形の網目状のシートを形成し、それが貼り合わ
されたようになっている(この化学結合についてくわしくは触れることはできない)。シ
ートどうしは滑りやすいので、黒鉛は(減摩剤)に利用される。そして一般に分子結晶や
共有結晶は電導性ないのに、黒鉛は金属結晶のように(電導性)をも持つことを付け加え
ておく。
[3]ほかに共有結晶をつくる物質には、ケイ素 Si や水晶(二酸化ケイ素 SiO2
などがある。
[4]共有結晶にも分子は存在しないので、その化学式はやはり組成式である。

[c]同素体
[1]最近発見された(バックミンスターフラーレン)(愛称はバッキーボール)と呼ば
れる物質は、模型のように、炭素原子60個がサッカーボールのように共有結合した分子
60 )であり、分子結晶をつくる。
[2]ダイヤモンド、黒鉛、バックミンスターフラーレンはいずれも(炭素)の単体であ
る。しかしその化学結合の仕方や結晶配列の違いから異なる性質を持っている。このよう
に(同じ)元素からできているが互いにその(性質)が異なる(単体)は(同素体)と呼
ばれる。
[3]たとえば硫黄の同素体には斜方硫黄、単斜硫黄、ゴム状硫黄がある。(斜方硫黄
の結晶配列についてはその模型を参考にしよう。

                  - 25 -

          ダイヤモンドの結合状態

      


          黒鉛の結合状態

      

参考:立体視図は右図を右目のみで左図を左目のみで見て、かつ両図を中央に寄せて合体
   させると立体的に見えるようになる(慣れるまでは中央に下敷きなどを立る)。



[d]考察
(1)発泡スチロール球を入手して、結晶模型、分子模型を製作してみよう。
(2)バッキーボール模型を製作してみよう。


                   - 26 -

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                                   No

   宿題(2章)

   1.原子価について次の問に答えよ。
(1)次の原子または基の原子価を書け。
  Ca  2価    Fe  3価    Ag  1価    O  2価
  NH4  1価    OH  1価    CO3  2価
(2)次の化学式の下線の原子または基の原子価を見つけよ。
  BaCl2  2価    Mn2  4価    KBr  1価
  H3PO4  3価    Na2SO3  2価

2.原子について次の文を完成せよ。
 (トムソン)は(放電)現象を研究して、()電気をもち、水素原子のおよそ
1/2000)の質量の(電子)を発見した。原子は中心に(原子核)があり、そのま
わりをいくつかの(電子)が運動している。原子核は()電気を持ついくつかの(
)と電気を持たないいくつかの(中性子)からできている。陽子の個数は(原子番号
と呼ばれ、原子ではそれは(電子)の個数に等しい。
 (ボーア)は(原子スペクトル)を研究して、(電子)は原子核のまわりの(とびとび
)軌道を運動していることを発見した。この軌道は(電子殻)と呼ばれ、内側から(
)、(L殻)、(M殻)・・・と名付けられている。

3.次の周期表を参考にして、化学結合に関する下の問に答えよ。
   周期\族  1  2  13 14 15 16 17 18
    1   H                    He
    2   Li Be B  C  N  O  F  Ne
    3   Na Mg Al Si P  S  Cl Ar
    4   K  Ca
(1)次の化学式で表される物質の電子式と名称を書け。
(ア)NaCl   (イ)CaF2   (ウ)Na2O   (エ)AlCl3



 塩化ナトリウム  フッ化カルシウム  酸化ナトリウム  塩化アルミニウム
(2)次の物質の電子式と構造式を書け。
  (ア)水           (イ)塩素


  (ウ)アンモニア       (エ)シアン化水素(HCN)




                  - 1 -

4.アルミニウムの結晶配列に関する次の問に答えよ。
               (1)単位格子の原子の位置を左図に黒丸で記入せよ。
               (2)このような配列を何と呼ぶか。
     図1                     (面心立方格子
               (3)単位格子内に含まれる原子は何個か。 (
               (4)この結晶配列の配位数はいくつか。
                         (12

5.次の文を読み、下の問に答えよ。
 金属結晶は固体でも電導性を示す(a)。これに対してイオン結晶は固体を融解して液
体にすると電導性を示す(b)
 金属結晶は大きい力を受けると、破壊されずに変形する(c)。これに対してイオン結
晶はもろく破壊される(d)
(1)電導性があるとはどのような状態か。
    電気を持つ粒子が移動できる。
(2)電導性をになう粒子は(a)(b)の
場合それぞれ何か。
(a)自由電子  (b)陽イオンと陰イオン
(3)ガラスが液体状態で電導性を示す実験         図2
をイラストで描け。
(4)(c)に当たる性質を2つ上げよ。
    展性、延性
(5)(d)の理由を説明せよ。
    結晶配列のずれが陽イオンどうし陰イオンどうしの反発につながる。

6.分子間力に関する次の文を完成し、下の問に答えよ。
 (異種)原子の間の(共有)結合では、共有電子対が(電気陰性度)の大きい方の原子
に引き寄せられて(極性)をもつ。分子に極性があると、(磁石)が引き合うように引力
がはたらく。
 分子が(水酸基)を持つと水素結合と呼ばれる引力がはたらく(a)。これには強い
方向性)があり、水の結晶は大きい(空間)を含み(b)、そのため融解した液体の水
より体積が(大きい)。
(1)(a)の様子を、水素結合を破線で表した水分子を例にして示せ(構造式を6個以
上含むこと)。




(2)(b)に関してメタンを包み込んだ固体の水は何と呼ばれるか。
               (メタンハイドレート

           ( )組(  )番 氏名(       )

                  - 2 -


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