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[c]反応の進行
実のところ、化学的変化はすべて(可逆的)なのである。しかし話はそれに留まらない。
右向きの変化と左向きの変化はいつでも(同時に)起こっているのである。
塩化アンモニウムの実験では高温の部分でも、アンモニアと塩化水素から塩化アンモニ
ウムが生成する反応も起きている。ただし塩化アンモニウムが分解する反応が(優勢)で
あるから、右向きに反応が(進行)しているのである。同様に常温の部分でも、塩化アン
モニウムがアンモニアと塩化水素に分解する反応も起きている。この場合は塩化アンモニ
ウムが生成する反応が優勢なのである。
[d]男女対抗玉投げゲーム
この仮想的ゲームのルールは至って簡単で、ひたすら玉を相手コートに投げ返すのであ
る。それではいくつかの事例について考えてみよう。
<事例1>玉をすべて女子コートに入れてスタートする。
全体として玉はしだいに男子コートに移っていくが、やがてそれぞれのコートの玉数は
ほとんど変化しなくなる。そして仮に男子の能力が優っているとしても、男子コートの玉
が無くなることは(ない)。
<事例2>すべての玉を男子コートに入れてスタートする。
しばらくは女子コートの玉数が増えていくが、やがて変化のないゲーム展開となる。そ
して男子コートの玉数と女子コートの玉数の(比)は事例1と同じになる。
<事例3>事例2に続いて、女子コートに玉を追加する。
しばらくは男子コートの玉数が増えていくが、やがて退屈な状態になる。このとき両方
のコートの玉数は事例1とは異なるが、その比はまたも事例1と(同じ)になる。
<事例4>事例2に続いて、男子チームの人数を増やす。
しばらくは全体として女子コートに玉が移っていくが、やはりバランスがとれた状態に
なって、観戦者は帰ってしまうだろう。ただしこの事例では両方のコートの玉数の比は事
例1と(異なる)。
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化が起きている。
固体の砂糖 ←→ 水溶液中の砂糖
それぞれの変化の勢いは次のように表すことができる。
溶解の勢い=Kd[固体の砂糖]
析出の勢い=Kc[水溶液中の砂糖]
ここでKdとKcは比例定数であるが、6章でも注意したように比例定数を使うのは説明の
便宜上からである。
そしてモル濃度は
( 注目する物質がどれくらい密に詰まっているかを示す数値 )
であった。(固体)の砂糖が詰まっている程度は一定なので(密度が一定だから)、固体の
砂糖のモル濃度は(一定)である。
はじめは水溶液中の砂糖のモルの濃度は(小さい)ので溶解の勢いが優勢であり、全体
として溶解が進行する。しかしやがて析出の勢いが溶解の勢いに(バランス)するまで、
水溶液中の砂糖のモル濃度が高くなる。するともう全体として変化が停止する。こうして
飽和状態が生まれる。飽和状態は(平衡状態)なのである。
[3]平衡状態では両方の変化の勢いが等しいので次の関係式が成り立つ。
Kd[固体の砂糖]=Kc[水溶液中の砂糖]
したがって
( [水溶液中の砂糖]/[固体の砂糖]= Kd/Kc = K(一定) )
この関係式は(質量作用の法則)と呼ばれる。またKは(平衡定数)と呼ばれ、温度が一
定なら一定の数値である。つまり(平衡状態)では[水溶液中の砂糖]/[固体の砂糖]
は一定である。これは「玉投げゲーム」からも納得できるであろう。
[4]それでは複数の物質が反応する場合では、反応の勢いはどうなるのであろうか。水
素と窒素からアンモニアを合成する反応を例にしよう。
N2 + 3H2 ←→ 2NH3
合成の勢い=K1[N2][H2]3
分解の勢い=K2[NH3]2
そして質量作用の法則は次のようになる。
[NH3]2/[N2][H2]3 = K
ここで(右辺)を分子にすることに注意しよう。
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次に塩酸を加えると、水素イオンのモル濃度が回復して左向きの反応の勢いが大きくな
り、平衡は左向きに移動してもとの無色にもどるのである。
[4]この反応に対する質量作用の法則は次のようである。
( [H+]2[A2-]/[H2A]= K )
そして[3]の結論はこの関係式を使っても導き出せる。しかし簡単な事例ではいちいち
この式の世話になる必要はない。
[c]食塩の雪(実験のまとめ)
[1](飽和)食塩水に(濃塩酸)を滴下していくと、(固体)の塩化ナトリウムが生成し
て雪のように沈降する。
6章で学習したように、塩化ナトリウムが溶解するときはナトリウムイオンと塩化物イ
オンに電離する。そして飽和食塩水であるので、固体の食塩を補って考えると次のような
平衡状態にある。
( NaCl(固) ←→ Na+ + Cl- )
[2]塩酸を加えるのは、この平衡にとっては(塩化物イオン)のモル濃度が大きくなる
ことである。すると左向きに変化の勢いが大きくなり、平衡は(左向き)に移動して固体
の塩化ナトリウムが生成する。
[3]以上は次のようにまとめられる。
( 濃度が変化すると、平衡はそれによって優勢になる方の反応の向きに移動する )
そして複雑な事例では、平行移動の向きは質量作用の法則を使って導き出される。これ
については次節から具体的に取り上げる。
[d]ルシャトリエの原理
平衡移動について研究したルシャトリエは次のように整理した。
( 濃度・温度・圧力などの条件が変化すると
平衡はその影響を和らげる向きに移動する。 )
上の実験に当てはめてみよう。フェノールフタレイン水溶液において水素イオンの濃度
が小さくなると、平衡は(右向き)に移動して水素イオンを(補って)その濃度減少を和
らげる。飽和食塩水において塩化物イオンの濃度が大きくなると、平衡は(左向き)に移
動して塩化物イオンを取り除いてその濃度増加を(和らげる)。
(ルシャトリエの原理)は、化学平衡が一種の(慣性)を持っていることを言い表して
いる。
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響を質量作用の法則を使って導き出すことができる。
[5]それではルシャトリエの原理からはどう考えられるだろう。温度が(高く)なると
平衡は(左向き)に移動して、(吸熱)することによって温度上昇を和らげる。
[c]圧力の意味
[1]始めに圧力の意味を考えてみよう。(圧力)が大きいほど物質はより密に詰まってい
るから、圧力は(濃度)の一種と考えられる。たとえば0℃、1atmではすべての気体
は1molが22.4[l]である。したがってそのときのモル濃度は
1/22.4 = 0.0446[mol/l]
となる。こうして圧力の影響は、それを濃度の変化として平衡移動の向きを引き出せるこ
とが分かる。
「2」ここで注意をしておこう。二酸化窒素のアンプルを湯に浸けると温度が高くなって
圧力も大きくなる。しかしこれは体積は(変化せず)、平衡移動する前ではそれぞれの物質
の物質量も変化していないので、モル濃度が変化して平衡が移動する事例に(当たらない)。
[3]また圧縮して全体の圧力(全圧)が大きくなると、その平衡に関わるすべての(気
体)物質のモル濃度が大きくなる。ただし(液体)や固体の物質は圧力が高くなってもほ
とんど圧縮されず、したがって事実上そのモル濃度は(変化しない)ことに留意しよう。
そしてこのような事例では、右向きの反応の勢いも左向きの反応の勢いも大きくなるの
で、質量作用の法則を使って考える必要がある。
[4]さらに反応容器に物質を圧し込むことによって圧力が大きくなる事例もある。これ
は実質的には圧し込まれた物質が示す圧力(分圧)が大きくなるのであり、他の物質が示
す圧力は変化しない。
(続く)
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[d]アンモニア合成と圧力
[1]アンモニアは窒素と水素を(高圧)にして直接に化合させて合成され、これは(ハ
ーバー法)と呼ばれる(10章)。
反応容器の中で窒素、水素、アンモニアが次のような平衡状態にあるとしよう。
( N2 + 3H2 ←→ 2NH3 )
2節でも触れたが質量作用の法則は次のようである。
[NH3]2/[N2][H2]3 = K
[2]ここで体積を1/2にすることによって圧力を2倍にしてみよう。3種の気体とも
モル濃度が(2)倍になる。するとそのままでは上の式の分子は(4)倍になり、分母は
(16)倍になる。平衡定数は一定だから、平衡は右向きに移動してアンモニアのモル濃
度が(大きく)なる。こうしてアンモニアを合成するには高圧がよいと判断できる。
参考:モル濃度の代わりに圧力そのものを質量作用の法則に使用することもある。
[3]以上のことは、気体の分子数が多い方の項がより大きくなるので、
( 全体の圧力が大きくなると、平衡は気体の分子数が減少する向きに移動する )
とまとめることもできる。
[4]ルシャトリエの原理からも見てみよう。全体の圧力を高くすると平衡は(右向き)
に移動して、分子数が減少して圧力増加を(和らげる)。気体の圧力が(分子数)に比例す
ることは5章で学習した。
[e]ブタンの沸とう(実験のまとめ)
[1]試験管に液体のブタンを入れると沸とうする。ちなみに1atmの下ではその沸点
は(0℃)である。次に試験管の口を指で抑えると沸とうが(停止)する。続いて指を離
すと液体のブタンが無くなるまで沸とうが(進行)する。
[2]ブタンが試験管から抜けていくのを放置すると、平衡状態に到達せず、沸とうが最
後まで進行する。そして指で押さえてブタンを試験管の中に閉じこめると、平衡状態が実
現して沸とうが停止する。
このように物質が失われ続けたり、逆に物質が増え続けるような変化(開放系)では、
化学平衡は成立しないのである。
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[f]触媒の影響
ハーバー法では四酸化三鉄 Fe3O4 という触媒が発見されて工業化が実現した。それ
では(触媒)は化学平衡にどのように影響するのだろうか。触媒は活性化エネルギーを低
くするはたらきをする。しかし物質が変化する勢いは、その物質が持つエネルギーに関係
していて、反応の途中の活性化エネルギーには関係ない。そして活性化エネルギーが低く
なることは、右向きの反応にとっても左向きの反応にとっても(同じように)促進効果を
持つのである。
したがって触媒は平衡状態に到達するまでの(時間)を短くする。これも工業化には欠
かせない条件である。
[g]例題
次のそれぞれの反応が平衡状態にある。それを反応式と質量作用の法則で示せ。そして
平衡条件が( )内のように変化するときどのように平衡移動するか、「右向き」「左向
き」「変化しない」で答えよ。
(1)酢酸が水にすこし溶解して電離する(酢酸ナトリウムを加える)。
CH3COOH ←→ CH3COO- + H+
[CH3COO-][H+]/[CH3COOH]= K
左向き
(2)炭酸カルシウムが酸化カルシウムと二酸化炭素に分解し、炭酸カルシウム1mol
あたりの反応熱は−178kJである(温度を高くする)。
CaCO3 ←→ CaO+ CO2
[CaO][CO2]/[CaCO3]= K
右向き
(3)赤熱状態のコークス(C)と二酸化炭素から一酸化炭素が生成する。(圧縮して全体
の圧力を大きくする)。
C + CO2 ←→ 2CO
[CO]2/[C][CO2]= K
左向き
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ことができる。
参考:関係する物質の密度[g/ml]は次のようである。
酢酸:1.05 エタノール:0.79 酢酸エチル:0.90
[c]電離度
[1]8章では電離度が小さいのが(弱酸)であると説明した。たとえば酢酸の電離度は
0.01程度であるとした。
酢酸を水に溶解するとすこし電離して次のような平衡状態になる。
CH3COOH ←→ CH3COO- + H+
この平衡定数(酸の電離定数)は25℃で2.8×10-5[mol/l]である。
それではモル濃度が0.1[mol/l]の酢酸の電離度を求めてみよう。それをαとす
ると平衡状態における水素イオンと酢酸イオンのモル濃度はともに0.1α[mol/l]
であり、酢酸のモル濃度は0.1(1−α)[mol/l]である。すると質量作用の法則は
次のようになる。
( (0.1α)2/0.1(1−α)= 2.8×10-5 )
ここでαは1に比べて十分に小さいと予想して(1−α)を1と近似すると
0.01α2 = 2.8×10-5
α=0.017
[2]ところでこの酢酸水溶液を水で2倍に(希釈)してみよう。すると質量作用の法則
において分子は(1/4)倍に分母は(1/2)倍になるので、平衡は(右向き)に移動
して CH3COO- と H+ のモル濃度が大きくなる。つまり0.05[mol/l]の酢酸
では電離度はもっと大きくなる。
水溶液を希釈すると電離度がしだいに(大きく)なるのは一般的に言えることである。
[3]ちなみに(平衡定数)が大きいほど(生成物質)の割合が大きいわけであるから、
酸の強弱の正確な定義は酸の電離定数を使ってなされる。具体的には電離定数が10-3 以
上の酸を強酸、それ以下の酸を弱酸とする。
[d]塩の加水分解
[1]8章ではまた、弱酸と強塩基からできる塩や弱塩基と強酸からできる塩が厳密には
中性でないことも学習した。これはどういう理由からだろうか。
(続く)
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このような塩を水に溶解すると、中和と逆向きの(塩の加水分解)という反応がすこし
起きて平衡状態になる。これは強酸と強塩基からできる塩では無視できる。
[2]炭酸水素ナトリウムを水に溶解する場合では次のような平衡状態になり、
( NaHCO3 + H2O ←→ H2CO3 + NaOH )
炭酸と水酸化ナトリウムが(すこし)生成する。そして(炭酸)は弱酸だからその電離は
無視できるが、水酸化ナトリウムの方は(強塩基)で次のように電離している。
NaOH −→ Na+ + OH-
このようにしてすこし存在する(水酸化物イオン)が弱塩基性を示すのである。
[3]全体としての反応式は積み算すればよいが、炭酸水素ナトリウムも電離しているこ
とを考慮すると次のようになる。
( HCO3 - + H2O −→ H2CO3 + OH- )
[e]溶解度積
[1]塩化ナトリウム水溶液に硝酸銀水溶液を加えると塩化銀の沈でんが生成する。この
とき次のような平衡状態になっている。
( AgCl(固) ←→ Ag+ + Cl- )
また質量作用の法則は次のようである。
[Ag+][Cl-]/[AgCl(固)]= K
そして塩化銀は固体だからそのモル濃度は一定であり、(平衡状態)にあるなら
( [Ag+][Cl-]= K’(一定) )
と言える。[Ag+][Cl-]は(溶解度積)と呼ばれ、塩化銀では8.2×10-11
[mol2/l2]という数値である。要するに銀イオンと塩化物イオンのモル濃度の積がこ
の数値を(超える)とき塩化銀の沈でんが(生成)するのである。
[2]それでは塩化ナトリウム水溶液に同量の0.2[mol/l]の硝酸銀水溶液を加え
るとして、塩化銀の沈でんが生成するのはモル濃度がいくら以上のときだろうか。
溶液は互いに1/2に薄まるので、まず
[Ag+]=0.1=10-1
したがって
[Cl-]>(8.2×10-10 )
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塩化物イオンが1.6×10-9[mol/l]以上、つまり塩化ナトリウム水溶液のモル濃
度が1.6×10-9[mol/l]以上であれば、沈でんが生成して(検出)できることが
分かる。
[f]緩衝溶液
問 実験のイラストを描け。
[1]純水に比べて、実験に使った酢酸と酢酸ナトリウムを溶解した水溶液は、強酸や強
塩基を加えてもあまりpHが変動しない。このような水溶液は(緩衝溶液)と呼ばれる。
そのわけを考えてみよう。
[2]まず酢酸を水に溶解すると次のようにすこし電離して平衡状態になる。
( CH3COOH ←→ CH3COO- + H+ )
このとき酢酸(分子)は(多く)存在する。
次に酢酸ナトリウムを溶解すると、(酢酸イオン)のモル濃度が大きくなるので、平衡が左
向きに移動する。ただしもともと水素イオンが少ないので、新しい平衡状態では酢酸イオ
ンが多く(残って)いる。つまりこうして得られる水溶液は右向きにも左向きにも(十分
に)平衡移動できる状態にある。
[3]この酢酸・酢酸ナトリウム緩衝溶液に、塩酸のような(強酸)を加えてみよう。こ
れは水素イオンのモル濃度を大きくすることであるが、そのとき平衡は(左向き)に移動
して、水素イオンのモル濃度はあまり大きくならない。
また水酸化ナトリウムのような強塩基を加えてみよう。これは水素イオンのモル濃度を
小さくすることであるが、そのとき平衡は(右向き)に移動して、水素イオンのモル濃度
はあまり小さくならない。
こんなわけで緩衝溶液は、強酸や強塩基を加えてもあまり(pH)が変動しない。
[4]私たちの(血液)はpHが7.5の緩衝溶液であり、pHの変動を抑えて(体内環境)
を維持している
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気体の酸素 ←→ 水溶液中の酸素
[水溶液中の酸素]/[気体の酸素]=K
圧力を2倍にすると気体の酸素のモル濃度が2倍になるため
水溶液中の酸素のモル濃度も2倍になる。
つまり1[l]の水に溶解する物質量は2倍になる。
4.10[l]の容器にエチレン1molと水素1.6molを入れ、高温で温度を一定に
保って反応させたところ、平衡状態ではエタンが0.8mol生成していた。この温度にお
ける平衡定数はいくらか[単位:l/mol]。
C2H4+ H2 ←→ C2H6
平衡状態での物質量は C2H4 0.2、H2 0.8、C2H6 0.8[mol]
〃 モル濃度は C2H4 0.02、H2 0.08、C2H6 0.08[mol/l]
[C2H6]/[C2H4][H2]= 0.08/(0.02×0.08)= 50
答 50[l/mol]
5.酢酸を水に溶解すると一部が電離して弱酸性を示す。これに関して次の問に答えよ。
(1)酢酸のモル濃度をc[mol/l]電離定数をKa[mol/l]とする。電離度αが
1に比べて無視できるほど小さいとき、αをcとKaで表せ。
1[l]の水溶液を考えて
CH3COOH ←→ CH3COO- + H+
c(1−α) cα cα
[CH3COO-][H+]/[CH3COOH]=
cα×cα/c(1−α)= cα2 = Ka
答 √(Ka/c)
(2)Ka=2.8×10-5[mol/l]、c=0.1[mol/l]のときのpHを計算せ
よ(log1.7=0.2)。
電離度α = √(2.8×10-5/10-1)= 1.7×10-2
[H+]= cα = 1.7×10-2×10-1 = 1.7×10-3
pH = −log[H+]= −log(1.7×10-3)
= −log1.7+3=2.8
答 pH2.8
6.塩の水溶液についての次の文を完成し、下の問に答えよ。
酢酸ナトリウムを水に溶解すると、すこし塩の(加水分解)が起こって次の平衡状態に
なる。
( CH3COONa + H2O ←→ CH3COOH + NaOH )
そして酢酸は(弱酸)であるからあまり(電離)しないが、水酸化ナトリウムは(強塩
基)であり次のように(電離)して
( NaOH −→ Na+ + OH- )
(水酸化物イオン)を生じる。こうして酢酸ナトリウム水溶液は(弱塩基性)を示す。
問 全体としての変化をイオン反応式で書け。
CH3COO- + H2O −→ CH3COOH + OH-
( )組 ( )番 氏名( )
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