06.10.6
                              科学たんてい団
                                 林 正幸

  酸(す)っぱいもののふしぎ

 身のまわりには、味が酸(す)っぱいものがある。酢(す)、レモン、うめぼし・
・・。酸っぱいものの性質を調べてみよう。


準備(先生が見せる)
(1)石灰水(せっかいすい)
 古くなったかんそうざいをバーナーの炎で加熱し、水に加えてかきまぜ、うわずみ
液(えき)をとる。
参考(さんこう):実験に使うかんぞうざいは酸化(さんか)カルシウムである。種
         類のちがうかんそうざいもある。
(2)レモンじる
 レモンをしぼり、その液をとる。

くすりのまとめ
  赤色のびん     塩酸(えんさん)
  ピンク色のびん   アンモニア水(すい)
  オレンジ色のびん  酢(す)
  黄色のびん     レモンじる
  緑色のびん     石灰水(せっかいすい)
  青色のびん     水酸化(すいさんか)ナトリウム水溶液(すいようえき)


実験1 BTB(ビー、ティー、ビー)を黄色にする

                  - 1 -

(1)コップに水を高さで2cmほど入れ、BTB5てきを加えてふりまぜてみる。
    結果(          )
同じものをあと2つじゅんびする。
注意:くすりを加えるポリコップは、ベニヤ板の足かせをはめてたおれないようにす
   る。
(2)3つのコップに、酢(す)、レモンじる、塩酸(えんさん)をそれぞれ10て
き加えてふりまぜ、観察しよう。
    結果(          )
(3)もう1つ(1)と同じものをじゅんびする。そしてストローで息(いき)を吹
きこんでみよう。
    結果(          )

まとめ
 このようにBTBを黄色にするものは、まとめて酸(さん)とよばれる。酢(す)
にはさく酸(さん)という酸が含まれる。レモンにはクエン酸という酸がふくまれる。
はく息には二酸化炭素(さんかたんそ)がふくまれる。これは水にとけると炭酸(た
んさん)という酸になる。

参考:酸をしらべるのに、リトマス紙(し)を使うことも多い。


演示実験
 スポーツドリンクにBTBを加える。
    結果(      )


実験2 マグネシウムと反応する
(1)2本のしけん管(かん)に、酢(す)と塩酸(えんさん)を2cmほど入れる。
それぞれマグネシウムりぼんを加えて、観察しよう。
    結果(          )

                  - 2 -

(2)同じように2本のしけん管に酢を、べつの2本のしけん管に塩酸をじゅんびす
る。
 酢と塩酸に、それぞれはり金と銅(どう)線を加えて観察しよう。
    結果(                          )
参考:はっきりしないときは、虫めがねで観察する。

まとめ
 酸(さん)はマグネシウムという金属(きんぞく)と反応する。発生する気体は水
素である。はり金は鉄でできている。酸は鉄とも反応する。しかし銅(どう)とは反
応しない。


実験3 BTBを青色にする
(1)2つのコップに、それぞれ水を高さで2cmほど入れ、BTB5てきを加えて
ふりまぜる。
 石灰水(せっかいすい)と水酸化(すいさんか)ナトリウム水溶液(すいようえ
き)を、それぞれ10てき加えてふりまぜ、観察しよう。
    結果(          )
(3)さらにマグネシウムりぼんを加えてみよう。
    結果(          )

まとめ
 このようにBTBを青色にするものは、まとめて塩基(えんき)とよばれる。かん
そうざいを水にとかすと水酸化(すいさんか)カルシウムができる。これは水酸化ナ
トリウムとともに塩基である。塩基はマグネシウムと反応しない。
参考:かんそうざいにはべつのものもある。

実験4 アンモニア(先生が見せる)
(1)アンモニアという気体を発生させ、しけん管に集め(空気より軽い)、水の中
にさかさに立てる。そしてBTBを加える。

                  - 3 -

    結果(                          )

まとめ
 アンモニアも塩基(えんき)である。アンモニアを水にとかしたものはアンモニア
水(すい)と言う。


演示実験
 こんにゃくが入っていた水にBTBを加える。
    結果(      )


実験5 酸(さん)と塩基(えんき)のバトル
(1)酢(す)、レモンじる、塩酸(えんさん)をそれぞれ10てき加えて黄色にな
ったコップに、石灰水(せっかいすい)、水酸化(すいさんか)ナトリウム水溶液
(すいようえき)、アンモニア水をすこしずつ加えて観察しよう。
    結果(          )
(2)石灰水、水酸化ナトリウム水溶液をそれぞれ10てき加えて青色になったコッ
プに、酢、塩酸をすこしずつ加えて観察しよう。
    結果(          )

まとめ
 塩基(えんき)は酸(さん)をやつけることができる。酸は塩基をやつけることが
できる。もっと正しく言うと、酸と塩基は反応して、酸でも塩基でもないものに変化
する。





                  - 4 -

準備・かたづけ

事前連絡
・汚れても気にならない服装で来る。
・ハンカチかタオルを忘れない。

器材・準備
 2ないし3人1組で6グループとする。
<共通>
ポリバケツ(水を半分入れる 流しの代わりなど)  ×4
雑巾  ×7
ゴミ入れ   ×2
アクエリアス、こんにゃくの水(演示用)
<石灰水>
乾燥剤、はさみ、燃焼さじ、バーナー、300mLビーカー、ガラス棒
レモン汁
  レモン、絞り器、こし布、ビーカー
<アンモニア>
試験管、水酸化ナトリウム乾燥管、L字管、レトルト台
塩化アンモニウム、水酸化カルシウム、紙、薬さじ
アルコールランプ、300mLビーカー
<グループ>
安全めがね
500mLペットボトル
  水(わずかな酢酸と酢酸ナトリウムでpHを7にしておく)
ポリコップ(215mL)  ×7
  番号を付ける
  ベニヤ板の足かせ   ×2
10mL点眼びん
  BTB

                  - 5 -

30mLプチボトル(6本1セット ナカムラ製)
  酢、1mol/L塩酸、レモン汁、石灰水
  1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、1mol/Lアンモニア水
試験管   ×6
  試験管立て
マグネシウムりぼん(3cm)  ×2
針金    ×2
銅線    ×2



                  - 6 -


林 正幸と主万子の始めの ホームページ(to our initial Home Page) にもどる。