03.10
(林 正幸)
気体でシャボン玉あそび
1.解 説
「科学の祭典」の出展で子ども(幼稚園年長〜小学校中学年)向けに、河合、鈴木とし、
澤田、船橋と取り組んだ化学実験である。今回は子どもが好きなシャボン玉にいくつかの
気体を入れて、その性質を体感させようとするものである。なおこれらの実験は子どもだ
けで行うのは危険を伴う。
(ブタン)
家庭でも入手できるボンベのブタンを利用し、ブタンが空気より重く、かつ燃焼するこ
とを知る。
(水素と酸素)
水素と酸素を体積で2:1に混合して、これでシャボン玉をつくる。酸素を混合すると
燃焼が激しく爆発になることを知る。
(水素)
これは高学年向きで、自分で亜鉛と希硫酸から水素を発生させ、それでシャボン玉をつ
くる。水素が空気より軽く、かつ燃焼することを知る。
水素は約0.8[l]発生させるが、亜鉛は2倍量の4.4gを使い、半分反応させて残
りは順送りにする。こうすると水素がすぐに激しく発生する。所要時間は2、3分である。
2.準 備
・シャボン液(水に台所用液体洗剤と砂糖を溶かす)
・シャボン玉吹き(市販品を利用した)
・ブタンボンベ
・水素と酸素の簡易ボンベ
・亜鉛片、3mol/l硫酸
・傘ぶくろ
・ガラス管、ゴムせん、ビニタイ
・さ状気体発生装置(Y字試験管)
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・ビーカーと廃液用ペットボトル
・雑巾
・ビニールシート
3.操 作
(ブタン)
(1)ボンベからポリの傘ふくろにブタンを採り、ガラス管にシャボン玉吹きを着け、上
の方でシャボン玉をつくってやる。
(2)子どもはチャッカマンに火を付けた状態で待ち、落ちてくるシャボン玉に点火させ
る。
注意:発熱が大きくかつ1秒ほど燃焼するので、シャボン玉は直径8cmより小さくする。
そして子どもには手を横に伸ばして点火させる。
(水素と酸素)
(1)傘ふくろに目分量で酸素と水素を体積で1:2に詰め、ガラス管にシャボン玉吹き
を着け、下の方でシャボン玉をつくってやる。
(2)子どもはチャッカマンに火を付けた状態で待ち、上がってくるシャボン玉に点火さ
せる。
注意:爆発音が大きいので、シャボン玉は直径数cmに留める。シャボン玉をつくってい
る最中には点火しないように通告する。
(水素)
(1)さ状気体発生装置(Y字試験管)に亜鉛片6枚(2.2g)と、試験管に入れた3
mol/l硫酸13mlを入れさせる。
参考:前の実験で亜鉛が2gほど残っている。
(2)図のような捕集用傘ふくろの空気を抜いて、気体発生装置に着けて薬品を混ぜさせ
る。
(3)水素が0.8[l]ほど発生したら、傘ふくろを外してシャボン玉吹きを付けさせ
る。
参考:その間に気体発生装置を受け取り、希硫酸だけをビーカーに注ぎ、さらに廃液用ペ
ットボトルに移す。
(4)シャボン玉をつくってやり、上がってくるシャボン玉に点火させる。
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