06.10.7
                              科学たんてい団
                                 林 正幸

   電解(でんかい)とめっき

 物質(ぶっしつ)に電気(でんき)をながすと、分解(ぶんかい)してべつの物質
になることがある。このような変化(へんか)は電気分解、またはかんたんに電解
(でんかい)と言う。

じっけん

水の電解(でんかい)
[a]気体のはっせい
(1)しけんかんに色がない液体(えきたい)を入れて、2本のステンレスくぎをさ
したゴムせんがしてある。
(2)くぎにかんでんち(6V)をつないで、電気(でんき)をながす。どんなこと
が起こるか、かんさつしよう。
注意:ながれ出た液体(えきたい)には手をふれない。
(3)しけんかんに気体がたまったら、先生に火をつけてもらう。なにが起こるかな。

[b]色の変化(へんか)
(1)トレイのそこを上にして、1まいのステンレス板をおき、ろ紙4まいをのせる。
(2)これにみどり色の液体(えきたい)12mL(ミリリットル)をしみこませる。
(3)右上の図のように、もう1まいのステンレス板をかぶせ、おもりをのせる。
(4)手まわしはつでんきをつないで、2分くらい電気(でんき)をながす。
注意:上のステンレス板をプラス(あか色テープ)につなぐ。
(5)上の板をはずし、ろ紙を1まいずつはがしてみよう。
(6)ステンレス板を水であらって、色がない液体(えきたい)をつかって、同じよ
うにじっけんしてみよう。

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     図は略

おもしろニッケルめっき
(1)銅(どう)のプレートを紙の上にのせ、手のあぶらがつかないようにして、油
性マジックペンでイラストなどをかく。
(2)プレートのはしを手でもって、ドライヤーでインクをかわかす。
(3)下のの図のようにかんでんち(6V)につなぎ、「はりがね」でプレートをお
さえながら、ぼうの先のぬのにニッケルめっき液(えき)をしみこませてプレートに
ぬっていく。
注意:めっき液はなん度もしみこませる。
   強くこするとインクがはげる。
   くりかえしぬると、きれいにできる。
(4)水であらったら、先生にインクをふき取ってもらうと、おみやげの「プレー
ト」のでき上がり。

     図は略

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おはなし

水の電解(でんかい)
[a]気体のはっせい
 色がない液体(えきたい)は、電気(でんき)がながれやすいように、水にすこし
硫酸(りゅうさん)という物質(ぶっしつ)をとかしてある。これにくぎをとおして
電気をながすと、くぎの先からあわがどんどん出る。よく見ると、くぎによってあわ
の出かたがちがう。おおく出る方のくぎは、かんでんちのマイナスにつながっている。
その半分くらいあわが出る方のくぎは、プラスにつながっている。
 おおい方のあわは、水素(すいそ)という気体である。すくない方のあわは酸素
(さんそ)という気体である。水は水素と酸素からできているので、電気(でんき)
をながして、水を水素と酸素に分解(ぶんかい)することができた。
 この水素と酸素が入ったしけんかんに火をつけると、大きな音がしてばくはつした。
これは水素と酸素が化合(かごう)してもとの水になったのである。

[b]色の変化(へんか)
 みどり色の液体(えきたい)は、電気(でんき)がながれやすいように、水に硫酸
(りゅうさん)ナトリウムという物質(ぶっしつ)をとかし、さらにBTB(ビー、
ティー、ビー)という物質もくわえてある。
 BTBは、中性(ちゅうせい)ではみどり色であるが、酸性(さんせい)になると
き色に、塩基性(えんきせい)になると、あお色になる。
 酸性というのは、なめるとすっぱいあじがする。塩基性は、酸性と反対の性質(せ
いしつ)である。
 これを4枚のろ紙にしみこませ、ステンレス板をとおして電気(でんき)をながす
と、2まいがき色に、のこり2まいがあお色になった。き色になった方のステンレス
板ははつでんきのプラスにつながっている。あお色になった方のステンレス板はマイ
ナスにつながっている。
 水に電気(でんき)をながすと、プラスがわが酸性(さんせい)になり、マイナス
がわが塩基性(えんきせい)になる。

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おもしろニッケルめっき
 ニッケルめっき液(えき)は、水に硫酸(りゅうさん)ニッケルという物質(ぶっ
しつ)をとかしてある。これはニッケルイオンと硫酸イオンからできている。「イオ
ン」というのは電気(でんき)をもつ、きわめて小さいつぶである。
 銅(どう)のプレートは「はりがね」をとおしてかんでんちのマイナスにつながっ
ている。ぼう(黒鉛(こくえん)という物質(ぶっしつ)でできている)はプラスに
つながっている。
 銅(どう)のひょうめんでは、ニッケルイオンが金属(きんぞく)のニッケルにな
ってくっつく。そのためしだいにぎん色になる。マジックインクは電気(でんき)を
とおさないので、このぶぶんは金属のニッケルがくっつかない。インクをふき取ると、
銅(どう)の色がかおを見せる。こうしてすてきな「プレート」ができ上がる。



















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準 備

<水の電解>
・試験管、くぎとガラス管付きゴムせん、シャーレ
・レトルト台、自在ばさみ
・1mol/L硫酸
・炭酸ナトリウム、300mLビーカー(廃液処理)
・単1乾電池(6V)、クリップコード
・チャッカマン
・BTB入り2%硫酸ナトリウム水溶液
・試験管、試験管立て
・ステンレス板、ろ紙
・トレイ、おもり
・手まわし発電機
・フェノールフタレイン入り2%硫酸ナトリウム水溶液

<おもしろニッケルめっき>
・銅のプレート
・油性マジックペン(細書き)、雑用紙
・ニッケルめっき液、ビーカー
・試薬びん(廃液入れ)
・ステンレス線、黒鉛棒、さらし
・単1乾電池(6V)  ×6セット
・クリップコード  ×12セット
・ドライヤー、エタノール、ティッシュ



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