05.11.20
先進科学塾
林 正幸
どのように色が生まれるか
色は、光が物質に出会って生まれます。また目を通して脳のはたらきで見ることができ
ますが、私はそのことには触れません。
太陽や蛍光灯の光は白色光と呼ばれ、プリズムを通すと次の7色のスペクトルに分かれ
ます。
赤 橙 黄 黄緑 緑 青 紫
(色の認識は人によってずれていますので、私と違う表現がしたいかもしれません。)
それを観察しやすい「分光器」を準備しました。この道具は2つのスリットがあり、一方
のスリットの前には色の着いた溶液を置くことができます。
BTBという指示薬があります。目で見て分かるように
酸性 黄色
中性 緑色
アルカリ性 青色
です。それぞれの溶液を分光器にセットして、白色光のスペクトルと見比べると、溶液が
吸収する色が次のようであることが分かります。
酸性(黄色) 青 紫
中性(緑色) 赤 橙 黄 青 紫
アルカリ性(青色) 赤 橙 黄 黄緑 緑
だから私たちは、BTBの場合は
赤 橙 黄 黄緑 緑 の光が混ざって黄色
黄緑 緑 の光が混ざって緑色
青 紫 の光が混ざって青色
と感じています。
色は、物質が吸収しなかった光で生まれます。たとえて言うと、物質は自分が好きな色
を吸収し、その結果として私たちはその物質が嫌いな色を見ているのです。そしてBTB
は、酸性、中性、アルカリ性で分子構造が変化し、吸収する光が変化します。
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<実験準備>
(1)「分光器」を6つ準備する。
(2)300mlビーカーに純水約260mlをとり、BTB13mlを加える。
(3)これを100mlビーカーに3等分し、ひとつのビーカーには希硫酸数滴を、もう
ひとつのビーカーには水酸化ナトリウム水溶液数滴を加えて、黄色および青色に変色させ
る。
(4)それぞれ2つずつ、合計6つのセルに小分けして、分光器にセットする。
(5)蛍光灯ないし太陽の光で観察し、吸収された色を調べる。
参考:蛍光灯の場合は、スリットと平行にして採光する。
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