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                                   林 正幸

   砂糖が大噴火

1.解 説

 これは「酸化と還元」の導入用に工夫した教師実験である。砂糖(ショ糖)と塩素酸カ
リウムを混ぜて濃硫酸をかけて発火させるもので、キャンプファイアのオープニングにも
よく使われる。ふつうは安全のため塩素酸カリウムを少なくする。しかし林流は派手にす
るためあえて砂糖と同量にする。そして全体の量も半端でなく、水爆実験のきのこ雲がで
きて教室中を煙まるけにする。
 その燃焼反応は次のようである。
  C122211 + 8KClO3 ―→ 12CO2 + 11H2O + 8KCl
実際には砂糖の黒こげの粒がたくさんできるので、この反応式は理想化されたものである。
白煙は塩化カリウムと考えられる。
 この実験によって、砂糖が燃焼すること、固体の酸化剤が激しい燃焼を引き起こすこと、
酸化還元反応を「酸素原子のやりとり」としてとらえられることなどを教えたい。またカ
リウムの炎色反応が見事に観察できることも魅力である。

2.操作法

(1)教卓の上に板を断熱材として敷き、アルミ箔でつくった浅い皿をのせる。
(2)わら半紙に砂糖を薬さじ大盛り10〜15杯と、同量の塩素酸カリウムを採り、さ
じを使わずによく混ぜ、皿に移して山にする。
(3)ピペットで濃硫酸数mlをかけてすぐに離れる。

3.準備・かたづけ  


4.注意・結果

 数10cmの火柱が立つ。反応混合物の一部が飛び散る。保護めがねをかける。火災報
知器に注意する。煙感知型のある部屋では実験しない。

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