差出人:林 正幸
送信日:97年7月18日
宛 先:鬼塚 野中 山本
件 名:スライムについて

こんにちは、林です。
 昨日は午後に年休をとって名古屋のアメ横に行き、デジタルモデムを購入しました。そして一宮(私の住まい)に戻ってその足で携帯電話の店に寄り、携帯電話を購入しました。そして夜にインターネットへの接続を試みましたが、あまり苦労せずにアクセスに成功しました。スピードが9600bpsが最速なのでちょっといらいらしますが、でもこれで皆さんにリアルタイムでインターネットの紹介ができます。しかしいくつか分らないところもあります。とくにマイクロソフトイクスチェンジは複雑で、それをきちんと設定しないと電子メールは送受信できないようです。
 それからマグネシウムの反応でできる「黒いもの」についてですが、たしかに窒化マグネシウムではないですね。私が真空管(それが全盛のときに高校時代を送ったわけです)で見ていたものは、未反応のマグネシウム自身だったのでしょう。信じ込んでいると、調べることをしないのです。しかし問題は残っています。とくに私が気にしているのは、マグネシウムを二酸化炭素中で燃焼させたときの「黒いもの」です。
 鬼塚さんがスライムのことを書いています。実は数年前に別の薬品でスライムを作れないかと、10数種について調べたことがありました。細かいことは忘れましたが、すべて失敗でした。だから、ホウ砂から生じる四ホウ酸イオン [B4O5(OH)4]2− がつくる水素結合は特別なのだと思いました。最近スライムに種々の薬品を加えてその性質の変化を調べる実験を見受けます.これは分子,イオンのレベルの相互作用についての知見を示しているように思います。似たことが高分子吸収体(アクリル酸ナトリウムの重合体)についても言えます。
<MOlの会通信96−1号より>
 どういうきっかけだったかは思い出せないが、高分子吸収体が話題になり、いくつか実
験してみた。自重の100倍の水を吸収する能力がある。それに食塩をかけてかき混ぜる
と、吸収した水が吐き出される。それなら砂糖も同じだろうと試したがあまり変化はなか
った。吸収体は3次元のあみ目構造をしていてその小さなあみ目の中に水を保持する。そ
れはあみ目の糸の部分に親水基が結合しているのではなかろうか。とすればその親水基と
食塩や砂糖との水の取り合いになる。 それならあらかじめ食塩が溶けた水は吸収される
だろうか。結果はあまり変化がない。ひょっとしてイオンが優先的に吸着されて吸水力を
失うのではないだろうか。じゃあイオンの動きが見えるよに硫酸銅水溶液を試してみよう。
すると見事に銅イオンが吸収体に取り込まれた。これはなかなか面白い。今度は色の付い
た陰イオンでためしてみよう・・・。ここで時間がだいぶ遅くなっていることに気付いた。
次回までの課題にしておこう。
(後略)
<以上>
これは高分子吸収体がカルボキシル陰イオンを持っていることを知らないときの文章ですが、私の意図を伝えられるのではないかと引用しました。これらについて実験や情報を集めると面白いかもしれません。
 ではまた。