差出人:林 正幸
送信日:97年7月13日
宛 先:鬼塚 野中 山本
件 名:マグネシウムの反応でできる「黒いもの」について
こんにちは、林です。
鬼塚さんの樟脳玉については応えられないままで済みません。樟脳と言えば、樟脳船もありますね。
山本さんが透明石鹸について書いています。ショ糖でも塩析ができるわけですね。石けんについては私にも思いはあります。油脂のけん化でつくる場合の決め手は、溶媒に加えるエタノールですね。温度は78℃あたりまで加熱できるし、おそらく油脂と水酸化ナトリウムの仲立ちをしてくれるのでしょう。これで反応時間が数分から10分程度に縮めららます。それが分らないうちは、2時間の実験にしても油っこい石けんしかできませんでした。もうひとつ、水酸化ナトリウムをラウリン酸で中和する方式も、BTBを加えておくと反応が進行することが確認でき、しかもそもまま石けんになるので至って簡単です。
野中さんがマグネシウムの反応でできる「黒いもの」について書いています。
<野中さんの引用>
そう言えば、マグネシウムの表面につく、あの黒いもの正体は
何でしょうか。酸化マグネシウムも炭酸マグネシウムも白いし、
混じっている鉄でもさびたかと思って、磁石をちかずけても
くっつきません。
<以上>
これについては私も言いたいことがあります。以前には二酸化炭素中でマグネシウムを燃焼させる実験をやっていました。このとき純度が高すぎると、激しすぎて却ってリボンの火が消えてしまいます。しかしうまく燃焼したときにできる「黒いもの」が、果たして本当に炭素かどうか疑問があります。それはすすらしく、あるいは黒鉛らしくないのです。この「黒いもの」はリボンを空気中で燃やしたときにもできます。そして今回の野中さんの話です。ひとつの推測ですが、これは窒化マグネシウムではないでしょうか。真空管などをつくるときに残留する空気をマグネシウムと反応させます。その色と似ているように思います。
今日は少しゆとりがあって、この間のメールを編集してホームページのアルケ部分に掲載しました。訂正などがあれば気軽に連絡してください。なおそれ以前の部分は、アルケ通信資料として送りました。
それから、同じく通信資料として「インターネットをアルケミストの活動に取り入れる」提案を次のように書きました。合宿の前に私たちの間で意見交換できればと思っています。
<通信資料から転載>
私が合宿で提案したいのはインターネットに関して次の3点です。
(1)インターネットをアルケミストの会の活動の一部として認知し、それが発展するように協力し合っていく。
当面は(インターネット加盟者の間で)
(2)電子メールを「メーリングリスト」風に活用して、つまりお互いにメールを全員に出し合う形で、交流や意見交換の場にしていき、それを「事務局のホームページ」に掲載していく。
(3)それぞれがホームページを立ち上げていき、そこに自分のアルケミスト通信資料を掲載し、それを事務局のホームページで紹介して、それからリンクできるようにしていく。
以上です。
電子メールだけならパソコン通信でも接続できます。事務局のホームページの役はしばらくは私が担当しても構いません。その後の事務局の移行も「リンクを張る」ことによって簡単に実現できます。なおインターネットに係わらない会員のために、事務局のホームページの内容はできるだけアルケ通信資料にして知らせていきます。
<以上>
(後略)