差出人:鬼塚 公志
送信日:97年6月13日
宛 先:野中 林 山本
件 名:ダイオキシンについて

 こんにちは、鬼塚です。
 ダイオキシンについて私なりの考えを聞いて下さい。

 現在、本校では化学1Aを履修しています。その中でゴミの処理についての項目があります。可燃ゴミ、リサイクルゴミ、不燃物ゴミなどについて教えていくわけですが、最近の新聞の記述について疑問に思うことがあります。
 現在の焼却施設では燃焼温度が低いためにダイオキシンが発生するとか、ダイオキシンは体に悪いというような記述です。
 歴史的にはダイオキシンは1872年にドイツで合成されたのが最初。ベトナム戦争では1962年から71年に米軍から散布された枯れ葉剤に製造過程でダイオキシンが副生成物として含まれていた。また、1976年にはイタリアのセベソ市にある農薬工場が爆発し、ダイオキシンがまき散らされた。日本では1968年に発生したカネミ油事件では、植物油に混入したダイベンゾフランが原因とされているが、植物油の脱臭工程で使用されていた熱触媒のPCBが熱せられてダイオキシンが発生したと知られている。
 最も毒性が強いのはダイオキシンは2,3,7,8-ダイオキシンでC12H4Cl4O2の化学式で表されます。つまり、ベンゼン核の2,3,7,8番目の頂点に塩素がついた形をしています。ということは、塩素を含むプラスチックを燃焼したときにダイオキシンを発生するはずです。塩素を含むプラスチックと言えば、ポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデンなどがあります。ポリ塩化ビニルは卵パック、電線の皮膜、消しゴム、ビニールテープなどがあるし、ポリ塩化ビニリデンはサランラップなどがあります。これらの燃焼によってダイオキシンをはじめ塩化水素が発生しているようですが・・・・。
 私は、これらの使用を控え、リサイクル可能なPETに移行するように報道・宣伝すべきではないかと考えています。PETをリサイクルするよりは、ポリ塩化ビニルの方が2割ほど安いと言うことで今まで使用されていたようですが、環境・健康を考えると、PETに移行して行くべきではないかと考えています。実際、卵パックに関しては西友、ダイエー、イトーヨーカドーなどでPETに変わっているようですが、このようなことが行われていることをもっと報道関係は伝えて行くべきではないかと考えています。

 みなさんは、このことをどう考えられますか。