差出人:鬼塚 公志
送信日:97年5月16日
宛 先:林
件 名:Re:「教えるに値する化学」について(その1)

 こんばんは、鬼塚です。本日、アルケミストの会の資料集が届きました。各先生方、それぞれ創意工夫を凝らされているのを拝見して、すごいなとともに自分もがんばらねばと奮い立たされました。
(中略)
 林さんの「書かれた教えるに値する化学」は興味深く何度も読ませていただきました。現在私は、化学のおもしろさを伝えるために日常生活の物を使って、どのようにしたら教科の化学と日常生活の溝を埋めることができるか考えています。生徒は授業の化学は勉強の化学であって、自分たちが生活する場とは無縁であるような印象を持っています。そのためにも今回の資料にも出しましたが、「マーガリンろうそく」などのように家庭で使っている物をつかって、授業を展開したいと考えています。
 ただこれが興味本位で終わってはいけないと林さんのメールで考えさせられました。「生徒が考え始めなければ意味がない。」そのためには「隠す授業」で生徒の思考を換気する。
 今まで、自分は興味関心をひくことを第一に考えていましたが、生徒が考えないことには意味がない。ただ現象だけを教えて、生徒は学んでいないのではないかと。本校の定時制という特質かもしれませんが、生徒に質問すると「わからん。」とか「しらん。」とかでてきます。そう言わせず、これからは「隠す授業」のように生徒が自ら考えていくことができるようにしなくてはいけないなと思いました。
(後略)