差出人:林 正幸
送信日:96年11月26日
宛 先:山本 喜一
件 名:山本先生に:インターネット交流の提案への返事と、通信(96A−1)資料に対する感想
思わないところからE−Mailを受け取り、たいへんうれしく感じました。
さっそくですが、山本さんの提案は喜んで受けようと考えました。そしてすぐに私のホームページの「アルケミストの会」の部分を作り直しました。覗いてもらうのが一番ですが、E−Mailでの交流ができるようにしました。私に届いたあるいは送付されたものはHTMLファイルに直して掲載していきます。これで小さな広場ができます。現時点で何人のメンバーが参加できるか分りませんが、次のアルケ通信で呼びかけてみます。そして野中さんには連絡します。彼は近くホームページを立ち上げるはずです。橋本さんも可能性があります。
それから、熱帯魚用のポンプを使ったNO2測定ですが、実は25年程前に私が公害反対運動に係わっていたころ、名古屋工業試験所の方とやはりそのポンプを使ってSO2測定をしたことがあります。残念ながらくわしいことは忘れましたが、過酸化水素水と反応させると硫酸になり、それが電導性の増加で定量できるのです。当時はまだ窒素酸化物はあまり問題になっていませんでした。このころは「かんから運動」と称して、アルカリろ紙(炭酸カリウム水溶液を染ませた厚手のろ紙)を粉ミルクの空きかん内に1カ月つるして、それを回収して硫黄酸化物を分析する運動をやっていました。その規模は愛知県下で1500とか2000地点というもので、若い体にものを言わせて東奔西走していました。また名古屋市の「北区セロハン公害対策協議会」の住民運動に参加して、2つの工場を立ち退かせるのに成功したのもこのころでした。
通信資料も楽しく拝見しました。スズの炎色反応が青色というのは始めて知りました。実はインジウムも深青色だそうです。炎色反応が7つの元素に限られるような印象を与えるのはよくないです。ドライアイスの液化は進歩しましたね。やはりこだわり派の成果でしよう。いずれ利用させてもらいます。「すぐできる環境実験」ですが、いくつもアイデアがありますね。ちなみに排気ガスの実験は本校でも手がけた先生がいます。CODについては私も似た実験はやりまいた。ただし1mlが1ppmになる過マンガン酸カリウム水溶液をつくり、数値を出すことにこだわったきらいがありました。すると汚染の種類によって反応が遅かったりして苦労しました。山本さんのように割り切ってごくうすい水溶液にするのは、簡便実験としては正解です。それにショ糖などの還元性と組み合わせているのもいいですね。フロンの実験もおもしろそうですね。いくつかの知識が総合されて実感の伴う理解が得られる。頭がまわる生徒なら勉強のおもしろみを感じることができそうです。
また交流をしましょう。