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06A−121
差出人:林 正幸
送信日:07年5月30日
件 名:トルエンの酸化
こんにちは、林です。
トルエンを酸化して安息香酸にする実験で止まっています。酸化剤は過マンガン酸カリウムを使っています。硫酸酸性でも二酸化マンガンまでしか還元されません。それならと塩基性の条件にすると、反応が進みません。そして硫酸酸性も1mol/Lでは不十分で3mol/Lですと、トルエンを加えて激しく振ると温度が上昇し色が黒色になって反応が進んでいることが分かります(もちろんトルエンが逃げてしまわないように温度管理しています)。このあとエーテルで抽出し、エーテルを揮発すると2%相当くらいの白色固体が得られます。液体のトルエンは含まれません。白色固体は安息香酸と期待しているのですが、手元に試薬がなく(注文中)、まだ確認していません(融点を計ればよいのかな)。臭いも手がかりになりそうです。
当面の問題は収量です。反応が十分に進んでいないのか、行き過ぎてさらに酸化されてしまったのか。酸化剤は量的に安息香酸をさらには酸化できないはずですが・・・。図書館にでも行ってきちんと調べるべきでしょうが、誰か耳寄りな情報はないでしょうか。
ではまた。
06A−122
差出人:野中 直彦
送信日:07年6月3日
件 名:飛騨特別支援学校 その2
長いことメールしていませんでした。
6月から、私のPC環境が「光通信」に変わりました。以前は、ADSL8Mだったのですが、あまり変わったとは思えないのが実感です。また、プロバイダーもヤフーからASAHIネットに変わりました。とりあえず、いままであまりかわりなくいます。料金的には、1ヶ月あたり約1000円UPということになりました。
学校の方は、2年目ということで、やや見通しもあり、落ち着いて過ごしています。
06A−123
差出人:林 正幸
送信日:07年6月14日
件 名:先進科学塾が前進
こんにちは、林です。
前回に書いたトルエンを酸化して安息香酸にする実験は、簡単ではないようです。酸化剤は過マンガン酸カリウムですが、硫酸酸性の下では酸化が安息香酸で止まらないようです。白色固体は融点を計る(油浴に浸ける)と116℃で、安息香酸(融点123℃)であろうと推測するのですが、臭いがすこし異なるように感じます。いずれにしても硫酸酸性の下では収率は改善できませんでした。
そして本来は中性ないし塩基性の下で酸化すべきようですが、試してみると反応速度が小さ過ぎて高校生向きの実験にならないと思います。
そんなわけで結論は、このテーマを講座プラン「有機化合物の世界」から外すことにしました。改めて見直しても大学の参考書にもほとんど出てこないし、「化学工業」で取り上げる方がよいと考えました。その意味では、最初に頑張ったカフェインの分離も外すことにしました。これは他との関連性が付けにくいためです。
そうそう、樟脳が2,4−ジニトロフェニルヒドラジンと反応して沈でんをつくらないことを書きましたが、別の候補が見つかりました。ショウガに含まれるジンゲロンというケトンです。今度はうまく行くとよいのですが・・・。
さて今度の土、日(16、17日)は、私が担当して先進科学塾を開きます。テーマは「有機化合物とは何?実験して調べてみよう!」です。最近は参加者が増えてきて、今回は26名です。だから2日に分けました。また今回は高校生が13名と増え、初期の願いに近づいています。この先進科学塾の取り組みについては、名古屋市科学館の山田さんが、科教協愛知大会でレポートしてくれる予定です。
ではまた。
06A−124
差出人:林 正幸
送信日:07年6月26日
件 名:ジンゲロンは検出できる!
こんばんは、林です。
私もそれなりに忙しい日が続いています。
さて前に書いたしょうがの辛み成分のジンゲロンですが、10日ほど前にしぼり汁をエタノールに溶かして2,4−ジニトロフェニルヒドラジン試薬に加えたところ、わずかに濁っているように見えました。検出反応が起きる可能性があると感じました。いや願望の方が大きかったかも知れません。
今日改めていくつか試してみました。そして次の実験法に辿り着きました。約10gのしょうがをすり下ろして三角フラスコに入れ、ジエチルエーテル15mLを加えてよく振り混ぜます。この上澄みを流し出し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥し、蒸発皿でエーテルを揮発させると、黄色の油状物質が数mgくらい得られます。ジンゲロン自身は「有機化合物辞典」によると、融点が41℃の黄色結晶。そこでこの油状物質は「しょうがエキス」と名付けることにしました。そしてこれをエタノール1.5mLの溶かし、ヒドラジン試薬2mLを加えると、見事に橙色に濁りました。直接にエタノールで抽出してもまずまずの結果になりますが、私にはエキスを取り出す過程が大切に思えます。これ以上の確認はできませんが、身のまわりのケトンを検出する例として今回の講座プランに組み込むことにします。ちなみにジンゲロンはメチルケトンであると共に、メチルエーテルでもありフェノール類でもあります。そして類似の物質に変化しやすいようです。簡単に諦めなかったのがよかった・・・。
ではまた。
06A−125
差出人:林 正幸
送信日:07年7月2日
件 名:「有機化合物の世界」が完成
こんばんは、林です。
科教協愛知大会の準備で忙しいときですが、現役の人たちはそれとは別に仕事があるわけで、したがって私も他には何もしないというわけには行きません。2月以来検討してきた講座プラン「有機化合物の世界」がやっと完成しました。
今日、メタンと塩素の反応を電気火花で実現して、その部分の文章を修正して終わりました。この実験は始めは紫外線でと思いましたが、電気火花でもプランの大筋には関係ないと割り切ることにしました。メタンは都市ガスを使い、2倍以上の塩素(一応塩化カルシウムで乾燥した)を加えて圧電素子で点火すると爆発します。塩素が少ないと、反応しなかったり、ススがたくさん出たりします。ポリ袋は破れますので、本来ドラフトで行うべき実験です。
今回のプランは実験が20に昇ります。「実験を基礎に展開する」立場からすると当然かもしれませんが、さすがに時間が掛かりました。この一部はすでに科学館の先進科学塾で実践しましたが、元気が出る感想をたくさん頂きました。
これからさっそくレポートづくりです。この作業はプランの吟味につながります。そして皆さんの愛知大会への参加を期待しています。
ではまた。
06A−126
差出人:林 正幸
送信日:07年7月8日
件 名:アルケ通信の資料、送りました
こんにちは、林です。
澤田(紳)さん、アルケ通信の資料をおくりました。明日には届くと思います。
・MOLの会通信07−3号
・「有機化合物とは何>実験して調べてみよう?」(先進科学塾テキスト)
・「有機化合物の世界」(講座プラン)
今回は「アルケの皆さんへ」は時間がなく書けませんでした。
講座プランの方はホームページにも掲載しました。48ページで図が46個もあり、かなり時間を要しました。科教協大会のレポートもほぼできました。そして昨日は印刷も終えて、今は5ヶ月振りにさっぱりした気分です。部屋も片づけました。今年の後半は何をしようかなあ・・・と言うわけです。
そうそう午前中に、お楽しみ広場出展者に長机をできるだけ1個にという連絡をしたのですが(藤田さんも該当者)、パソコンの威力ですね。登録されたメールアドレスをクリックして文面を貼り付けて、即送信できます。日頃は何かと文句を付けていますが、今はコンピュータをほめてやりたい気分です。
ではまた。
06A−127
差出人:高橋 匡之
送信日:07年7月10日
件 名:RE:アルケ通信の資料、送りました
岩手の高橋です。こんばんは。
澤田さん、事務局ご苦労様です。私が事務局を担当したのは、今から21年前のことです。今でも、覚えていますが、クラスの生徒を理科室に集めて、資料を袋つめさせて通信発行にこぎつけた思い出があります。あのころは、土曜日は勤務の日だったので、日曜日に朝から5人くらい集めて昼過ぎまで、作業をして段ボール箱に3箱くらい詰めて、夕方にやっと発送できたことを思い出します。大変な作業だったけれど、アルケミストの情報発信基地になっている実感があり、いやな思い出はありません。
今回、久しぶりに資料を発送しました。今日発送したので、明日には届くと思います。アルケのみなさんには、自分のことだけ書いてしまいました。平成16年からの今年度までの4年間は、結構大変な仕事を引き受けてしまったなあと思い、それを記録しました。5月1日から書き始めて、やっと7月8日に書き上げたものです。時間の許す方は、ご覧ください。
06A−128
差出人:林 正幸
送信日:07年7月23日
件 名:講座プラン「生命の化学」に
こんにちは、林です。
今年は梅雨らしい梅雨でしたが、そろそろ終わりでしょうか。おかげで比較的涼しい日が続き、私としては助かりました。
科教協大会が目前になりましたが、愛知のアルケミストが頑張っています。私も「お楽しみ広場」の当日の責任者になり、カバー役などと言っていられなくなりました。
澤田(紳)さん、アルケ通信4号を受け取りました。あと少し頑張ってください。
さて「有機化合物の世界」から、講座プラン「生命の化学」へ舵を切ることにしました。現在分厚い参考書「マッキー生化学」を読み始めていますが、どんな視点を持つか、これも定かにはなっていません。私が現役のときの教科書はタンパク質、脂肪、糖の構造が中心でしたが、現在はすこし変化してきているようですね。当然、松本さん、藤田さんの視点には注目しています。8月の終わりには科学館の先進科学塾の秋のプランを決めなければならず、これとの絡みで1ヶ月ほどで見通しの方は立てる必要があります。他には栄養学、臨床検査、薬学、化学進化などに目を向ける必要があるかなあ・・・。今回は蓄えが少ないのでこれまで以上に頑張らねばならないです。
ではまた。
06A−129
差出人:杉山 剛英
送信日:07年7月24日
件 名:高橋先生のDVDについて
杉山剛英です
2つ気になるところがあったので述べさせてもらいます
・演示で行ってる実験は生徒を移動させてもっと近くで見れるようにした方がよいと思います。できるだけ大きい物を用意したり高いところでしていると思いますが、やはり後ろの生徒には見えにくいと思います。
・水素を爆発させて空き缶を飛ばす実験がありましたが、非常に危険だと思います。蛍光灯に命中したり、生徒に当たったら今の御時世だと全国からバッシングを受けると思います。
06A−130
差出人:高橋 匡之
送信日:07年7月24日
件 名:RE:高橋先生のDVDについて
岩手の高橋です。
杉山さん、早速見て頂きありがとうございました。演示実験では、過冷却の時だけ、前に来させました。あと今回のビデオにはないのですが、三態変化の液体窒素でをやる時にも、生徒を前に来させてやることはあります。でも、水素の実験では移動させておりません。かなり、大きな音がでますから。
「空き缶三徳ビン」は、通常の三徳ビンよりも音が大きいので、よくやる実験ですが、今までの経験では、ほどよい高さに飛んでくれて、幸い事故もなくやってきていますが、事故がおこらないように、注意してやっていきたいと思いました。
ご指摘ありがとうございました。
06A−131
差出人:鈴木 久
送信日:07年7月28日
件 名:アルケのみなさんへ
鈴木 久@愛知です。
みなさん、お元気ですか?以前、送ったのですが届いていないようでしたので、再度送信させてもらいました。
事務局として、前後のフィールドワーク(海上の森と日本モンキーセンター)に付きっ切りになりますので、アルケ合宿に参加できません。ナイターは、どう動けばよいのか決まっていませんので手を挙げることができません。
お願いがあります。以前から思っていたのですが、せめてみなさんのレポートをアルケのレポートに出していただけないでしょうか?大会に参加される方も多くは化学分科会に参加されて実際に報告を聞かれていると思います。もちろん、レポートももらってみえると思います。しかし、私のような場合は、生物分科会や物理分科会に参加することが多くアルケミストの会員でありながら、アルケの他のメンバーの動向を知らないまま何年もすごしているのではと思います。こういうこともアルケ合宿で少し話題にしていただけませんか?
(中略)
大会でお会いしたら、声をかけてやってください。忙しくてあまり対応できないこともあるかもしれませんが、そのときはお許しください。
06A−132
差出人:山本 喜一
送信日:07年8月1日
件 名:CCDカメラ
こんにちは、山本です。
いよいよ科教協大会ですね。愛知の皆様、ご苦労様です。アルケのナイターが4人では、ちょっと寂しいですね。皆さん、何か実験を持って愛知に行きましょう。
今回のアルケの資料に、高橋さんの授業プリントがありました。私の本を授業で使っていただき、ありがとうございます。あのような読み物として誰かが使ってくれればいいな、と思いながら、去年の今頃は必死に書いていました。
それから、演示実験のことですが、化学は大がかりな実験が少ないので、私はCCDカメラを買って液晶プロジェクターで実験を投影しています。「実況中継だ」とか言って、生徒もよく見るようです。
また話は変わりますが、杉山さんのウンチクの本は、私も買ってよみましたが、なかなか面白いと思います。新聞記事や化学雑誌のスクラップは役に立ちますよね。私も切り抜きは続けています。
では、愛知で会いましょう。
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