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02A−166
差出人:藤田 勲
送信日:03年6月14日
件 名:夜光時計について

藤田です。
 放射性の夜光時計(ダイバー用)にはプロメチウム(国産)とトリチウム(外国製)のものがあるようですが、市販のガイガーカウンターでどちらのものも放射線を検知できるでしょうか。どなたかご存知ありませんか。

02A−167
差出人:高橋 匡之
送信日:03年6月14日
件 名:RE:【質問】アミノ酸他について

こんばんわ岩手の高橋です。
 中学生が「アミノ酸とかリノール酸とかいう言葉を知っているのですね。」ちょっと驚きました。リノール酸はカルボン酸なので酸の仲間です。アミノ酸もカルボン酸をもっているので,酸の仲間といっても良いと思います。ただし、アミノ基をもっているので,塩基の仲間でもあるわけで酸のはたらきもするし,塩基のはたらきもする物質です。そうなってくると単純に酸の仲間と割り切ることができないのかな。
 初めて,インターネットで古本を買いました。藤田さんも古本屋酸さんが好きみたいですね。私は、最近、インターネットで欲しい本を検索して、その本を置いている本屋に直接メールをして本を送っていただきました。まず、県立図書館や市立図書館に行って,参考になりそうな本を探す。見つかったら、その本で少し調べものをする。この本は絶対欲しい本だと思ったら,直接その該当の著書名を書き込み,検索してみて,その本が置いてある書店に直接メールするというわけです。今日、届いた本は「栄光なき天才たち」です。私は、ハーバーの生涯を見たかったので,1冊でよかったのですが、このシリーズは,全巻まとめ売っていました。


02A−168
差出人:藤田 勲
送信日:03年6月15日
件 名:RE:【質問】アミノ酸他について

藤田です。
 アミノ酸やリノール酸はテレビのCMの影響でしょうね。アミノ酸を含んだ清涼飲料水が色々と宣伝されているようですし、いつぞやの朝日新聞でも取り上げられていました。また、リノール酸の方はサラダオイルのCMにあったような気がします。こっちも「リノール酸神話」が崩れて、今はリノレン酸やオレイン酸を含む油脂の方が脳血栓やコレステロール増加にもつながらないとか、やはり色々と議論されているようです。
 生徒の科学的な話題の多くは良くも悪くもTVなどのマスコミから入ってくるものがほとんどでしょうから、そこを切り口にして科学的な認識を育てていく以外にありませんね。問題はその各論です。アミノ酸やリノール酸を通して何を伝えたいかという教師の側の認識の問題でしょう。
 ところで、高橋さん、古本をネットで買うという手があったのですね。便利な方法ですね。「栄光なき天才たち」は面白いシリーズでしたね。私もハーバーのところは昔、そのコピーを生徒に配った覚えがあります。ハーバー、ボッシュ、ミタッシュの工業的触媒開発までの道のりは『触媒ーその秘密を探る』(大西孝治、大日本図書、 1987)が詳しいですね。
 初めは鉄触媒、次に2万種をこえるテストでハーバーとボッシュがオスミウム触媒を開発します。さらにウラン触媒をへて、ミタッシュとその助手のウォルフが1912年から1年半の間に6500回、2500種をテストし、1919年までにさらに1万回、4千種を超える触媒をテストしたと言われています。その過程で、1909年の終わりに二重促進鉄触媒が見つかったということです。そして、今日までさらに10何種に及ぶ新しいアンモニア合成触媒が開発され続けているものの、ミタッシュのものには及ばないのだといいます。しかしながら、ハーバーとボッシュはノーベル賞をもらいますが、ミタッシュにはお声がかからなかったのです。
 我々の実験と回数や規模とスケールがぜんぜん違いますが、何か実験の様子は分かるような気がしますね。蛇足ながら、生臭い話を書きました。
 ではまた。


02A−169


02A−170
差出人:林 正幸
送信日:03年6月17日
件 名:「藤田論文に寄せて」の転送

おはよう、林です。
 先進科学塾の実験準備に取り組んでいます。これまでと違い新たに準備すべきことが多いのですが、時間をかけ丁寧にできることが喜びです。
 以下は愛科教ネットに送信したメールの転送です。退職しても思いの方は変わりません。

こんばんは、林まさです。
 先週土曜の先進科学塾で、藤田さんから「演示実験の導入による教育効果の向上」という紀要の抜き刷りを頂きました。これは題名の通り、大学における電磁気学の講義を演示実験から説き起こす授業展開について、「静電気振り子」「高電圧で踊る炎」「高電圧で水滴が霧に変わる」「コイン飛ばし」「冷やせば一層熱くなる(抵抗の温度依存性)」などの事例を紹介しています。
 演示実験にしろ、生徒実験しろ、授業の内容が具体的にどのようなことについての話なのかが分かることは、科学的な知識や理論を誤解無く学習させる基礎ですね。昨年の淑徳での「実験広場」でも報告させてもらいましたが、私の授業に対しても生徒たちが「実験をしているから分かりやすい」と評価してくれました。科学塾で夏休みに私が担当する「電子やり取り反応の世界」でも、実験から説き起こすことを徹底する計画です。
 「にも拘わらず」です。藤田さんは「学生の反応と問題点」で次のように書いています。
「・・・、よほど興味を持って聞くことができ、良かった』という感想を持ったようで、毎年の学生による授業評価からも伺われる。また、大学のオープンハウスや、高校への出前実験でも好評であり、効果があることははっきりしている。
 しかし、数年前から続けている演示実験に対する学生達の反応が、年々薄くなってきている。前列に陣取って、興味深く実験を見ている学生がいることは事実であるが、何を見ても感動することのない無関心人間が増えてきてる。極言すれば、楽をして単位さえ取れればよいという考えで、実験を見たからといって、取れる単位に変わりは無いとでも考えているのだろうか。・・・」
 私も川田さんなどに話したことですが、ここ10年来の自分の授業実践には、ある意味で「敗北宣言」を出しています。実験から疑問を引き出し、意欲を高めたいと願いつつ、実験が「面白かった」で終わる遊びに留まってしまうです。先日も東京で大学時代の友人7人と飲む機会があり、そのことを話すと「それは授業の持って行き方じゃないか」と言われてしまいました。そう、私の友人のように科学が好きな連中にはそんなことはあり得ないと思えるのでしょう。
 考えることを面倒がる、また拒否する子どもが確実に増えて来ています。確かに実験から疑問を見つけ、その解答を探すことは、訓練を要することです。それが積み上げられてはじめて、理科の面白さが深まっていくわけです。現在は私たちの時代以上に、刺激的な情報が溢れていると思います。ただし多くの子どもは受け身的で、疑問ではなく快感を追い求める形態になっています。
 私はその原因を現在の教育に求めざるを得ません。「あれこれ考えさせるより、さっさと点数を取らせた方がよい。」 教師は平均点が上がりさえすれば評価されます。世間もなかなかより深い価値基準を持とうとしません。塾が追い打ちをかけます。
 成果主義の中で分かりの悪い生徒は待っていてもらえません。一時的に暗記することにすれば、スマートにやっていけます。高校生にもなると「考えることからできるだけ離れよう」とする習性が身に付きます。考えることに劣等感を抱いています。「ちゃちゃ」を入れて考えることを止めさせます。そして受験という仕組みは次第に分かりの良い生徒までこの流れに引きずり込んで行きます・・・。翻って私の科学塾への思いは「せめて分かりの良い生徒を本来の流れに引き戻したい」ということです。
 ではまた。


02A−171


02A−172
差出人:中臺 文夫
送信日:03年6月17日
件 名:RE:蛍の光、窓の周り

今日は,中台です。
 千葉では,自動車のウインカー(ハザードランプとは違う?)を付けて蛍を呼ぶことはよく行われているようです。私の家の近く(手賀沼周辺)でも蛍が数年前(4,5年前)までおりまして,私もウインカーで試してみたのですが,思ったほどではありませんでした。種類によるかとも思うのですが,同じ種類でも各地域によって蛍の点滅の速度が異なり,それは遺伝子によって地域性があるのだそうです。そこで,他の地域の蛍を同じ種類の蛍だからと持ってきて放すと,たまたまいる蛍と交尾して生まれてくる蛍は,地元の蛍とシグナルの時間が異なり,雄が雌を呼び寄せることが出来なくなって,絶滅するのだそうです。ですから,蛍を増やそうと大量に放して,かえって,残っている蛍に大打撃を加えていたりすることがおこっているのだそうです。これを遺伝子コンタミというそうで,メダカや様々な生物で起こっていて,大変に困っているのだそうです。増えるものはいいのですが,地域性が無くなり,あっという間に危険な状態になることもあると言うことです。なまはんかな知識はだめだと,安房塾の坂本先生がかつておっしゃっていました。蛍については,点滅速度が違うと,まるで反応しなくなるのだそうです。ハザードランプの点滅速度も車種によって効果のあるものと無いものがありそうですね。


02A−173
差出人:藤田 勲
送信日:03年6月17日
件 名:RE:夜光時計について

藤田です。
 四ケ浦さん、急がしい中にもかかわらず調べてくれてありがとうございます。ネット上では国産のものが5〜6万、外国のものが2〜3万です。プロメチウムもトリチウムもβ崩壊し、このときに同時にγ線のような電磁波も出すのではないかと思いますが、いかがでしょうか。私が知りたかったのは、このとき放出される放射線を時計のガラス越しに物理実験に使っているガイガーカウンターで自然放射線と区別できる程度に検知できるのかどうかという点です。β線は無理にしてもγ線なら透過力が強いのでできそうな気もします。それとも製品では完全に遮蔽しているのでしょうか。安くない買い物ですから、買った後で検出できなかったら意味がありません。それで皆さんにお聞きしてみたのです。意味が通じにくい質問ですみませんでした。


02A−174


02A−175
差出人:鬼塚 公志
送信日:03年6月18日
件 名:壱岐の蛍

こんにちは,鬼塚です。
 今日は台風が接近して午前中で授業が終了しました。授業がなくなり少し気分が楽になったかなと思いましたが,色々と会議が入り結局夕方まで学校にいました。
 四ケ浦さんの所では今が蛍のピークのようですね。**高校の生物部は数年前からホタルマップの作成をしています。東西南北15kmほどの壱岐島のホタルを数える作業です。毎年作られており,10年前に比べると増えています。理由としては農薬の散布が少なくなってきている。農業の後継者がいなくなり放置された農地が増えてきている。などです。ちなみに壱岐島は食料の自給率は130%で農作物や魚を福岡に輸出(?)しています。
 ホタルマップ作成で今年の気づきとしては
・河川の改修のされた場所ではほとんど観察されなかった。
・草などが刈られ手の入れられた場所では数が少なくなった。
・草が刈られていない小川では多くのホタルが観察された。この場所では何百ものホタルが観察された。
・学校や新聞で取り上げると父兄(とは限らないかもしれません)が多数押しかけた。
・壱岐の新聞(人口3万弱なのに新聞社が4社もある。)と学校が情報交換してよく観察できるポイントを探すことができた。
・ホタルの里を作ったが,あまりホタルを観察することはなかった。昼間隠れることのできる草がないとえさがあっても育たないようです。
・ホタルの観察には月がないことも重要ですが,風が強くないことも重要なポイントになります。
・今年は5月の連休頃から観察され始め5月下旬がピークで6月にカップルをつくったようです。ちょうどこの頃に台風が接近して観察があまりうまくいきませんでした。
 ですから壱岐ではもうホタルのピークは終了しました。四ヶ浦さんのハザードランプの話や中臺さんの種類による点滅の話は興味深く読ませていただきました。種類によっても違うとは思いますが,オスが2回点滅するとメスが1回点滅して答えてカップルを捜しているのではないでしょうか。ハザードランプの点滅がオスもしくはメスと勘違いして群がってくるのでしょう。
 ではでは。


02A−176
差出人:鬼塚 公志
送信日:03年6月18日
件 名:アメリカザリガニとウシガエル

こんにちは,鬼塚です。
 今日は台風が接近したのですが,夕方5時頃には風もなくなり晴れました。久しぶりに家に早く帰ったので,近くのため池に子どもとザリガニつりに出かけました。
 先日は,煮干しでザリガニつりをしました。たこ糸に煮干しを結びつけて水辺に浮かべ,ザリガニの近くでちょんちょんと煮干しを揺するとザリガニがはさみでつかみかかります。それを上げればザリガニがつれるという方法です。とても単純ですが,いれぐい状態で20分で15匹ほどつれました。基本的に淡水の生き物には寄生虫などの虫が付いているのであまり食べる気はしないために,釣った後は逃がしてしまいました。壱岐島の至る所でかなりのアメリカザリガニが観察できます。もともと外来の生き物ですが,ウシガエルのえさとして連れてこられたようです。もちろんウシガエルは食用として輸入されたわけですが,今では食べる人はいないのでため池や田んぼで場所で多数観察できます。観察と書きましたが,ウシガエルは用心深い生き物で近づくとすぐに隠れてしまいます。ウシガエルの鳴き声を聞くという程度です。昨年はウシガエルを捕まえて生物の先生と「脊髄ガエル」の実験をしました。ウシガエルは用心深いのでアミなどで捕まえるのはとても無理なので大きな釣り糸で釣ったりしますが,引っかけたときに大きな鳴き声で鳴くのでこの方法は私は好きではありません。雨の降った夜に農道を走ると道路にウシガエルが出てきているのでそれをアミで捕まえています。今年も脊髄ガエルの実験をしたいのですが,今年は梅雨になっても夜に雨が降ることがなくて捕まえることができません。
 今年は生物の教員が転勤して化学の教員が配属されたのでめっきり化学らしい授業が減り,受験用の化学と就職用の生物,公務員向けの物理で,化学的な話題ではなくてすみません。


02A−177


02A−178
差出人:野中 直彦
送信日:03年6月19日
件 名:

 高山でもいくつかの箇所で蛍をみることができます。また、近くの中学でカワニナを育て、ほたるの幼虫を育てたようです。蛍がカワニナ?を食べる姿はとてもグロテスクなようです。友だとの別荘に、蛍をさかせる話があり、私も参加しようと思っています。
 今年の生徒は、みなおとなしくなってしまい、ふつうの高校になってしまいました。大変だとわめくことがなくなってしまいました。でも、通勤の往復2時間110Kmは続いています。


02A−179
差出人:風間 清光
送信日:03年6月21日
件 名:冷温庫の件

いつもお世話になります。奈良の風間 清光です。
 期末試験が間近に迫り、慌ただしい日々が続きます。近畿(奈良)にある大型ホームセンター「コーナン」に行きましたところ過冷却水を作るために必要な冷温庫が、14800円+税で売っていました。違う会社の名前でしたが、外形はほぼ同じですから、製造元は同じだと思います。


02A−180
差出人:山本 喜一
送信日:03年6月21日
件 名:ハザードランプはやめた方がいいかも

お久しぶりです、山本です。
相変わらず忙しく働いております。ホタルの話は、私もおもしろいと思いました。そこで、ちょっと時間ができたときに、いろいろなHPをのぞいてみました。すると、どうやらハザードランプはホタルにとって有害ではないだろうかと思えてきました。
 ホタルの保護に力を入れている新潟県の大島村関係のHPには、次のような記述があります。
    http://www.kubikino.net/tamugi/t_010703.html
<ホタルの保護/返信転載>
  今回の田麦通信のなかで「車のハザードでホタルが…」ということが書いて
ありましたが、実はホタルに良くないことでありまして…。
「ホタル保護指導員研修会」というのが毎年あり、昨年私も参加してきました。
(実はホタル保護指導員の資格を持っているものですから…。)
 そのときに「絶対に気をつけてほしい。」という話を少しご紹介したいと思い
ます。
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●ハザードやウインカー、その他人工的に点滅する機械でホタルを誘き寄せない。
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これは、ホタルの生息区域を狂わせるのだそうです。
大きな光(ウインカーなど)にホタルは確かに近寄ってきます。
しかし、その大きな光に所まで行ったホタルは、自分の巣に戻れなくなってしま
います。
ゆえに最終的にそのホタルは子孫繁栄もなく死ぬということでした。
ホタルの行動範囲は半径200メートル程度なのだそうです。
しかし、ウインカーは光が大きく遠くからも見えるため、行動範囲以上にホタル
が飛んで行ってしまうとのことでした。
<以上>
 また、ホタル関係のかなり詳しいHPとしては
    http://members.jcom.home.ne.jp/hotaru-net/hotaru/hogo-2.html
を見つけました。日本各地のゲンジボタルのDNA鑑定の結果や、「ホタルの里づくり」がいかに自然を壊しているのかも書かれています。そしてこのHPにもハザードランプや懐中電灯は有害だと書いてあります。
 久しぶりに送るメールですが、みなさんの気を悪くするような内容になってしまったかもしれません。許してください。
 では、、また。


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