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02A−001
差出人:鈴木 久
送信日:02年8月7日
件 名:本の紹介(環境問題必読書)
アルケのみなさん こんにちは 鈴木 久です。大会や合宿お疲れさまでした。
さて、野曽原さんから推薦された本の1冊の正式名をお知らせします。この本は、私からも推薦します。ぜひ読んでみてください。
かって、日本人の悪い面ばかりをみて教科書を作るなと言った輩がいましたが、せこい史観ではなく、世界史的にもすばらしい日本の環境への考え方と実践を見直すべきだと思います。いろいろ引用したいところがありますが、やはりここは購入して読了してほしいと思いますので一切やめます。
富山和子 「環境問題とは何か」PHP新書175 PHP研究所 660円税別
とりあえずお知らせまで。
02A−002
差出人:鈴木 久
送信日:02年8月9日
件 名:酸化防止剤について
アルケミストのみなさん その後いかがですか。鈴木 久です。
野曽原さんのレポートを聞いて、ビタミンCについて気になっています。昨日、スーパーでいくつか商品の裏を見たら酸化防止剤(ビタミンC)と書かれていました。レポートを聞いていて、酸化防止剤にビタミンCを使っているならなぜ書かないのだろうと思っていました。前者は何かあやしいと思うし、後者は「天使」ですから。そうしたら、最近はそんな記入がよくされるようになったとのことでした。それにしても、ビタミンCのレポートおもしろかったですね。
02A−003
差出人:杉山 剛英
送信日:02年8月10日
件 名:科学の祭典
札幌の杉山剛英です。
東京の科学祭典に「ヒドラとミジンコ」で出展してきました。会期中に思いがけず藤田先生にお会いできました。博識な先生とお会いできて光栄でした。
今回の祭典でも感じたのですが、相変わらず小学校低学年が多く、中高生はあまりみかけません。そのせいかブースもそれ向けのものが多くなってるような気がします。もちろんそれも良いのですが、このままではお祭りの夜店みたいな感じになるのではないかと心配になってきました。難しいところを自分で乗り越えるというものが全くなくなって、わかりやすく、だれにでもできるというものだけが評価されている方に流れているとしたらかなりまずいです。今回もどこかの高校生がブースレポートの宿題を出されたらしく、やってくるなり「プリントありませんか」ときたので「そんなのはないね。まず話しをきかなきゃだめだ」と冷たく応対しました。事前指導をきちんとしないと、ずるすることだけを考えるようです。それでも若手の先生の刺激にはなるのでまた来年も出展する予定です。
写真は今回連れて行った有望な先生達です。
(写真省略)
02A−004
差出人:野中 直彦
送信日:02年8月10日
件 名:教科「情報」の研修(その3)
とりあえず、8月9日で15日間の研修はおわりました。あとは宿題になったレポートがのこりました。
メデアィリテラシーについて
2002年6月は、日本ではサッカーワールドカップ大会に盛り上がった。しかし、私は一度も球場へでかけることができなかった。TVという映像を通して、制作者の視点を通してのワールドカップしか見ることができなかった。どんなメディアなのか、メディアを通して企業が何を訴えたいもの、場所のちがい(国のちがい、地域のちがい)、見る側は誰なのか、政治的な背景、制作者のとらえ方などによって、メディアは様々に変容する。事実は1つかも知れないが、メディアを通した事実はいくつもあることになってしまう。日本人が1日TVを見る時間は平均2時間28分という。1日睡眠を8時間として考えれば、起きて居る時間を1/5をTVの時間にあてているわけで、さらに、新聞・雑誌、映画、ラジオ、インターネットなどの時間を加えれば、私たちは人生をメディアとともに生きていると言っても過言ではない。
ニュースも現実そのものを映し出しているわけでなく、様々な出来事から取捨選択され、見せる側によって再構築されたものである。ニュースの内容で、殺人や犯罪が多くなるのは、視聴者がその報告を求めるからであるが、逆に犯罪を誘発したり、犯罪に感覚が麻痺したり、犯罪に対する不安が先行してしまうことにつながる。実際は、犯罪件数はそれほど(ニュースで報告される数の印象ほど)起きていないのではないか。ニュースはつくられたものという認識を持ちたい。映像の中に、ステレオタイプがある。コンピュータゲームのコマーシャルには、男の子しかでてこない、食べ物のコマーシャルには黒人はでてこない。コマーシャルにでてくる家族は、決まって優しいお父さんとお母さん、かわいい男の子と女の子。おまけにとっても幸せそう。コマーシャルに隠されているメッセージが何であり、性の役割・家族のあり方・価値観・ライフスタイルをはじめ、コマーシャルは誰にむけて、どんな思いで、効果をあげるためにどんな工夫がなされているのかを見極めていく必要もある。メディアが伝える現実と、私たちの周りにある現実に差があり、制作者の意図があることを知らなければいけない。1930年にヒトラーがラジオによる宣伝や国策映画を使って情報戦略を進めていた。1936年、ベルリン・オリンピックをドキュメンタリー形式で記録した「民族の祭典」はナチスドイツの宣伝映画の「傑作」として知られている。ただ批判的に見るだけでなく、映像のすばらしも認識する必要がある。1枚のポスターに含まれるいろんな意図を理解し、どうビジュアルに訴えて、どうキャッチコピーを有効にしているか。映画の流れの中、どう効果的な映像を作っているのかを知ることも必要である。
インターンネットでも、誰が何の目的に情報を送りだしているのかという分析する力をもって接することが必要になってくる。コンピュータを操作することより、コンピュータを通して得られる情報の特性や、インターネットの経済構造や内容を調べていくことがむしろテーマになっていくべきだ。メディアリテラシーの先進国のカナダではインターネットのメディアリテラシーに関連したホームページ「ウェブ・アウエアネス」の中に、授業で活用できる教材をはじめ、様々な資料が公開されている。
リテラシーとは学ぶための基礎基本である。メディアを通して接する私たちの生活において、メディアリテラシーをどう実践していくかはとても重要であることを認識していく必要があると思う。
参考文献 メディアリテラシー 岩波新書(赤新版)680 菅谷明子著
02A−005
差出人:風間 清光
送信日:02年8月10日
件 名:科学の祭典
奈良の 風間 清光です。いつもお世話になります。
**高校からは物理部と化学部が、後半の部に出展しました。奈良から遠く離れたところへは、体力の自信がなく、どこにも行きませんでした。しかし、物理部の先生が、毎年(3年連続)出展していて、宿舎や大会の雰囲気を知っていて慣れているということで、私も出展しました。教師2名、生徒3名(2年)の旅でした。
化学部『意外な燃焼』
物理部『磁力線ってどんな線?』
物理部のO君は、科学的能力も高く、自らの発案から、今回の出展となりました。1年生から、この祭典に来ていましたので、今回で2回目となり、来年も行きたいと言っています。この祭典に参加して、かなり刺激を受けているようです。良い機会を生徒に提供できてうれしく思っています。このO君は、中学時代から「理科年表」を愛用して、使い古している科学少年で、単に18歳になるまでの受験待ちの生徒です。
祭典に来られた参加者の中に、全盲の子供(2人)がいました。その子に、どのように『意外な燃焼』を伝えようか?と思いめぐらしました。その子の立場にたって丁寧に説明し、一歩前に出てもらいました。その燃焼を体で感じる様子に、私は感動しました。その子供が過ぎ去って、もっともっと理解してもらうには、どのようにしたら良かったのか?!と・・・・・・。
02A−006
差出人:山本 喜一
送信日:02年8月10日
件 名:科学リテラシー
こんにちは、山本です。
今回の科教協大会で最大の収穫は、「科学リテラシー」という言葉を知ったことです。はじめの全体会で、香川大の川勝さんから聞きました。野中さんはメディアリテラシーについて書いていますが、科学リテラシーの方は国や地域の政策を吟味するために必要な知識という意味だそうです。これからの科学教育は、そういう知識を学ぶものでなければならないというのが、川勝さんの主張でした。
今、大学の法学部や経済学部などでも教え方は変わってきているようです。これまでなら、憲法、民法、刑法・・・、と学んできて最後に判決事例を考えさせるやり方でした。ところが、最近ではいきなり事例を持ち出して、それを判断するためにはどんなことを学び、何を調べなければならないのかを学生に考えさせているところが出てきているようです。
科学教育でいうならば、系統的、体系的に教えてきて、最後に環境問題を考えさせるやり方がオーソドックスでした。ところがこれでは、なのために学ぶのかを見失いがちです。国や地域の政策を吟味するために科学的な知識や考え方が必要だというなら、環境問題や国、地域の政策をいきなり生徒にぶつけて、それを考えるために必要な知識を学ばせていくというやり方必要ではないでしょうか。そしてそういう教え方が、ひとつの流れになるのではないかと、川勝さんの話を聞いて思いました。
また、自分がやろうとしていたことが、まさに科学リテラシーを目指した事例研究にあたるんんだと思いました。今回、大会では元素の性質を学びながら、原発を考えさせたという実践を持っていきました。授業では、JCOで亡くなった大内さんのビデオやもんじゅのナトリウムもれ、浜岡原発の水素爆発による破断事故の新聞を読ませることを中心にしました。そして、それらを理解するために必要な知識を授業で、説明したわけです。「これって、まさに科学リテラシーをつくための事例研究をしようとしていたんだ」、川勝さんの講演を聴いてそう思いました。
これまで、「環境の山本」と言われたこともありました。環境問題には、確かに熱心でしたが、それ以外にも食品添加物や健康食品などにも興味があって、環境問題だけが私のテーマではなかったので、「環境の山本」という言葉はしっくりしませんでした。また、身近なものを授業で取り上げることもやってきましたが、例えば、リンスとリンスインシャンプーはどう違うかというようなテーマには、あまり乗り気がありませんでした。私が重要性を感じているものは、やはり、国や地域の政策をどうするのか。それを考えるために必要な科学は何か。ということでした。
小学生は小学生なりに、中学生もそれなりに、困難高の生徒も、国や地域の政策は考えられるはずですし、考えなければならないと思います。科学を体系的に積み上げていった到達点が、科学リテラシーではないでしょう。これからも授業に、国や地域の政策をどんどん下ろしていきたいと思っています。
02A−007
差出人:林 正幸
送信日:02年8月11日
件 名:アルケ合宿の前と後
こんにちは、林です。
科教教大会、アルケ合宿を終えて一区切りです。と言いつつもう数日が過ぎました。とくに今年は30、31日と分会旅行があり、またお楽しみ広場出展ということで8月1日から宿泊しましたので、1週間の旅行になってしまいました。お楽しみ広場やアルケナイターでは、成功したばかりの手づくり燃料電池(ソーラーモーターがまわる)と、すでにアルケ通信で届けた「宝石箱のような鉱物モデル」を紹介しました。前者と私の大会レポートは次のアルケ通信で送ります。
アルケ合宿については新事務局の鬼塚さんが詳しく報告してくれます。そして合宿は朝食後に終了し、秋吉洞に行くことになりました。ところが出発間際に私が免許証が無くなっているのに気付いたのです。これはびっくり、部屋に戻っても見つかりません、前のホテルに連絡しても分かりません。私としてはすっきりしない中での出発となりました。秋吉洞は他で見た鍾乳洞とは規模が違いすごいと思いましたが、歩いていると、そして秋吉台や博物館を見ていても、ふと頭に浮かんできます。それが帰りの鍾乳洞の中で思い出したのです。盗難防止のために持ち運べる別のバッグに入れたのでした。バスセンターに戻ってコインロッカーから出して確認するとその通りででした。やれやれ、お騒がせしました。そうそう、小林さん、鬼塚さん、車で送ってくれてありがとう。
実は今回はいくつもの事件が起きました。野曽原さん失踪、澤田さん切符紛失、鈴木さんエスカレーター逆走など、くわしくは本人からお聞きください。
合宿前にも事件がありました。1日には私や岡田さんを含む愛知のグループが、2日には愛知を除くアルケグループがある同じ飲み屋の客となってしまったのです。あどけなさそうな高校生のアルバイトが注文を聞きにきます。「私、今日からです。」と言い、くり返し「はははー」と笑うのです。ところがなかなか注文が分かりません。数を間違えるのです。注文した品が来ないのです。しょう油が空でしたが「これは注文ではないよ」と念を押してしまいました。味も良くない上に、高い(彼女が間違えている?)のです。2日はもっと悲惨で怒れてしまったそうです。2度と行きたくない店です。
ではまた。
02A−008
差出人:林 正幸
送信日:02年8月11日
件 名:アルケミスト「メーリングリスト」について
こんにちは、林です。
アルケ合宿ではその活動についても意見交換しました。全体にアルケミストの会の活動をもっと普及していこう、いくつもサークルが大会で冊子などを販売している。アルケとしては最近では珍しく、山本さんの世話によって昨年のナイター、合宿の報告集を販売しました。あまり売れ行きは良くなかったのですが、話し合いの上でこれは来年からは実験に限定して続けていくことになりました。詳しくは山本さんから提案があると思います。そして鈴木さんからブックレットの出版(自費)の呼びかけ(昨年も)がありました。その意義は分かるのですが、具体化までには至りませんでした。アルケ通信に関してはプレ通信はもともと「はがき」であることを確認し、事務局の負担軽減を計ります。
そんな中でメーリングリストも話題にしました。これはアルケの重要な普及活動であるのでホームページ掲載を続けていこう。ただし目的が普及活動であるからそれに当たらないものは外そう。これまで「不掲載」のみメールに明示してもらったが、インターネット事務局が判断するのは難しいので、本人にすべてのメールに「掲載」か「不掲載」かを書いてもらおう。「一部掲載」「一部不掲載」もある。微妙なところもありますが、実務連絡などは不掲載にしたいと思います。研究的内容は、流れが途切れないように掲載を原則にしよう。公開されるとしんどい面もあるが、これは普及のためにがんばろう。交流的内容は本人の判断にゆだねたい。もちろん最終的には本人の希望・判断に依ります。藤田さんが居てくると良かったのですが、こんな風に方向付けられたと思います。意見があれば発言してください。
再確認です。これからはすべてのメールに本人の判断で「掲載」か「不掲載」かを書いてください。そうでないと、うっとうしいかもしれませんが事務局から確認のメールを送ります。よろしくお願いします。
ではまた。
02A−009
差出人:林 正幸
送信日:02年8月11日
件 名:科学リテラシィをめぐって
こんばんは、林です。
私の入っていたプロバイダーが8月一杯で突如廃業ということで、対応を余儀なくされることになりました。早く新しいプロバイダーを決めて、メールアドレスを皆さんに伝える必要があります。ホームページの移転はもっとたいへんです。やれやれ、せっかく夏休みですこし自分の時間ができるかと思いきや・・・。利益がすべての今の社会のしくみは、本質的に欠陥がありますね。
山本さんの科教協大会でのレポート「暮らしを考えるための化学」は興味深いものでした。生徒の状況もあるでしょうが、原子力発電問題を理解するために化学を教えるということが徹底しています。極端に言うと、教科書の中でその目的から外れるものはすべて切り捨てています。私はこの大胆な手法に拍手を送ります。それくらいしないと本物は見つからないと思うからです。私も30年近く前に「公害の科学」という10時間ほどの授業を行ったことがあります。これは総合学習的な内容でしたが、始めに「目的ありき」でした。
しかしこのような授業で環境問題に立ち向かえる国民を育てられるか、というとかなり疑問も残ります。いざ現実となると厳しいのです。私は30年あまり前に名古屋市の2つのセロハン工場の公害に反対する住民運動に飯田さんと参加しました。ところが工場の中に入っていると、化学の先生だからと先頭に立たされた私が、工場のしくみをほとんど理解できなかったのです。国民全体がこのような問題に立ち向かえる科学リテラシィを予め習得する、それは不可能であると思います。
それでは何ができるか。セロハン公害では私たちが講師になって住民学習会を次々に開いていきました。私たち自身がにわか勉強の面がありました。学習会の目的は問題を科学的に正確に理解することでした。これを飯田さんは「科学で武装する」と表現しました。けだし名言であると思います。幸いこの運動は3年ほどで完全勝利したのです。盛口さんが基礎基本に係わって「必要になったら急いで勉強することができる能力」と書いています。それには「科学的に問題を捉えられる」という確信と、専門家の協力が必要です。山本さんや私の実践は前者を養うのに一定の役割を果たすと思います。それともうひとつ重要なのは「何のために学ぶのか」という疑問に応えられることです。そして専門家になる生徒たちには「誰のために学ぶのか」という視点を忘れないようにしたいものです。
以上のような授業の対極にあるのが、化学の総合的知識、学問の全体像を学習する授業でしょう。このような底上げは環境問題などの解決能力にも結び付くと思います。しかしすべてを学習し切る時間などありません。私はいくつかの分野でそれができれば十分であると考えます。また能力の問題も避け難いわけで、それぞれにふさわしく、勉強が嫌いにならないように教育することが現実的であると考えます。
ではまた。
02A−010
差出人:岡田 晴彦
送信日:02年8月11日
件 名:塩サウナについて
アルケの皆様 名古屋の岡田です。残暑お見舞い申し上げます。
私も今年は、科教協山口大会に参加しましたが、お楽しみ広場の販売・分科会のレポート・アルケのナイターの発表・アルケの合宿での報告とフルコースでした。費用もかなりかかり、発表の準備や後始末も大変でしたが、大会の内容も大変に充実したもので大満足でした。アルケの皆さんにも、また、来年の東京大会やさ来年の札幌大会でまた(あるいは初めて)お会いしたいものです。
アルケのメンバーとの会食や合宿でいろいろな「事件(林先生のメール)」がありましたが、私も2回忘れ物をするミスをしてしまいました。1つは宿舎(アルケの)から宅急便で送ってもらいましたが、もうひとつは現金だけを鈴木久さんにおわりの全体会のときに受け取ってもらえましたが、その他の文房具や衣類は紛失してしまいました。このようなことがいくつかありましたが、アルケのメンバーも歳をとっているということですかね。
ところで、山口大会の宿舎のホテルに「塩サウナ」というものがあり、私は始めてだったので、入ってみましたが、「塩」はなく、普通のサウナよりは低温・高湿(70℃、湿度は忘れましたが100%に近かったようでした)で、名古屋の酷暑の頃の雰囲気でした。しかし、何で「塩サウナ」というのかなと思っていました。
帰宅してしばらくしたら、義理の妹が遊びに来て、親類と那須の温泉で「塩サウナ」に入ったというので、詳しく聞いてみました。温度・湿度は同じですが、サウナの中に塩が積まれていて、これを皮膚(頭から下)にぬってサウナに入ると汗をかいて肌がつるつるになったそうです。インターネットでもひとつあったので見てみましたが、同じようでした。肌がつるつるになることは分かりませんが、汗をかくことはナメクジに塩をふりかける「浸透現象」と同じだなと思い、授業で使えるなと思いました。もし、アルケのメンバーで「塩サウナ」に詳しい人がおられたら教えてください。
02A−011
差出人:山本 喜一
送信日:02年8月17日
件 名:金鉱をつくったのは細菌
こんにちは、山本です。
科教協の大会が終わってから、たまりにたまっている資料を整理しています。授業がある日はなかなか時間がとれないので、新聞の切り抜きやら、アルケの資料やら、雑誌やらが山ほどたまってしまいました。その中から、四ヶ浦さんが研究していたバイオミネラリゼーションに関したもの、しかも金についての記事が出てきました。
「現代化学」の2002年2月号です。それによりますと、昨年7月、マサチューセッツ大学のD.ラブレーという人が、金鉱床は細菌がつくったという説を確実にするような実験を行ったそうです。使った菌はThiobacillus ferrooxidansというもの。彼はこの菌を塩化金溶液に加え、温泉と同じような温度条件にしてみたところ、溶液はすぐに紫色の金コロイドを生じたのだそうです。さっそく、金の製錬過程で廃棄される溶液から、金を回収するためにこの菌を使えないかと考えている企業もあるようです。
銅については、Thiobacillus ferrooxidansを使って製錬する方法が、80年代半ばから行われているとも書いてあります。また、遺伝子を組み換えて水銀、カドミウム、ヒ素などの有害金属を回収する方法を研究している学者もいるとか。でも、遺伝子組み換え細菌はちょっと恐ろしい気がしますね。
では、また。
02A−012
差出人:山本 喜一
送信日:02年8月18日
件 名:ビタミンCが発ガン物質をつくる?
こんにちは、山本です。
またまた資料を整理していたら見つけたネタです。科教協大会で話題になったビタミンCが、発ガン物質をつくる可能性があるという記事を見つけました。雑誌「化学」の2002年2月号に載っていた記事です。
リノール酸が活性酸素の作用を受けると、13−(S)−ヒドロペルオキシ−(Z、E)−9,11−オクタデカジエン酸という過酸化物に変わります。Leeという科学者たちは、試験管内でこの物質にビタミンCを反応させたところ、次のような物質ができることを確認したそうです。
(1)4−オキソ−2−ノネナール、(2)4−ヒドロキシ−2−ノネナール、
(3))4,5−エポキシ−2−(E)−デセナール、(4)4−ヒドロペルオキシ−2−ノネナール
(1)は強力な遺伝子毒素で、DNA塩基と反応する物質、(4)は(1)と(2)の前駆体、(3)はヒトのDNAに高い変異原性を示す物質の前駆体だそうです。
つまり、リノール酸が体内で活性酸素によって過酸化物に変わり、さらにそれがビタミンCの作用を受けると、DNAを傷つける物質に変化する可能性があるというわけです。しかし、試験管内の出来事ですから、体内で本当にこのような反応が起こっているかどうかは不明だそうです。
ビタミンCが抗酸化剤としてはたらいて、活性酸素をやっつけるというのも、試験管内での確認でしかないようです。なかには、ビタミンCは遷移金属の存在下では、酸化促進剤としてはたらくという実験結果もあるようです。この実験も試験管内のものです。
このように、ビタミンCについては試験管内での反応で得られた知見がほとんどで、生体内でどのようにはたらきているかについては、まだまだ分かっていないようです。やはり、ビタミンCの単品を毎日飲み続けるのは問題があるのではないでしょうか。大会の分科会でも発言しましたが、いろいろな食品をバランス良く摂取することが、ガンを防ぐ最良の道だと思います。
02A−013
02A−014
差出人:鈴木 久
送信日:02年8月19日
件 名:RE:ビタミンCが発ガン物質をつくる?
山本 喜一さん こんにちは 鈴木 久です。
実は、最近私もビタミンC慮法を始めているので気になって書き込みします。メガビタミン主義のポーリングは前立腺ガンにかかっている。夫人は10年ほど前(1980年代?)に全身のガンで亡くなったそうです。夫妻は、どちらも同じような主義で風邪を引くと1日40gのビタミンCをとっていたそうです。
ところで、これから書く話は、まだ十分理解していないし、本当の所はわかりません。三石巌「1901年生まれ、ボクは現役」(経済界)1993年発行からです。三石さんというのは、ちょっと注目している人で、彼が書いた本ということで古本屋で入手しました。
彼はスカベンジャー(生体分子の替え玉)を積極的にとっているそうです。活性酸素という電子泥棒がやってきたら、替え玉に電子を出させる。そうすれば生体分子は酸化しないですむはず。といことだそうです。SOD、カタラーゼ、グルタチオン、グルタチオンペルオキシターゼ、尿酸、女性ホルモンなど人間は自前のスカベンジャーをいろいろ持っているが、40代くらいから減ってくる。
二価鉄イオンは、過酸化水素をヒドロキシルラジカルに変えると、自分は三価鉄イオンになる。そのものはおとなしく、放火などしない。ここにちょっかいを出すのがビタミンCだ。さっきもいったことだが、ビタミンCは三価鉄イオンを二価鉄イオン、つまり放火魔に変身させるのだ。ポーリング夫人は10年ほど前に全身のガンでなくなった。夫妻はビタミンCに重点を置くメガビタミン主義者で、風邪をひくと1日40gのビタミンCをとっていた。ボクはこれがまずかったはずだと考えたので、数年後にポーリングにボクの意見を書き送ったら、同意の意味の返事があった。
放火魔が取り押さえられなければ、ヒドロキシラジカルが出てくる。だからこれを取り押さえるスカベンジャーがなければどうにもならない。スカベンジャーをたっぷり用意すれば、体は障害を受けなくてすむわけだろう。あと、1ページ説明が続いた後、ビタミンCをたくさんとるときにはビタミンEをとるように言っている。と続きます。
> このように、ビタミンCについては試験管内での反応で得られた知見がほとんど
> で、生体内でどのようにはたらきているかについては、まだまだ分かっていない
> ようです。やはり、ビタミンCの単品を毎日飲み続けるのは問題があるのではな
> いでしょうか。大会の分科会でも発言しましたが、いろいろな食品をバランス良
> く摂取することが、ガンを防ぐ最良の道だと思います。
問題は年を重ねたときにどうするかで、基本的に若者というか30代40代くらいまではおっしゃるとおりだと思います。すくなくとも、ビタミンCに関してはこの本ではすでに触れているようです。ちなみに私は、ビタミンC、B、Eの錠剤を飲み始めています。
02A−015
差出人:山本 喜一
送信日:02年8月19日
件 名:ビタミンCが発ガン物質をつくる?(2)
鈴木さん、コメントをありがとうございます。ポーリングと彼の婦人がガンである(あった)ことは、初めて知りました。ビタミンCが体内で抗酸化剤としてはたらくことは疑いないと思います。しかし、生体内にはいろいろな物質が存在しますから、ビタミンCとて、思わぬ悪さをしている可能性のあるということですね。そういうことを考え合わせると、やはり私はいろいろな食品をバランス良く取ることがいいのではないかと思っています。
というか、ビタミン剤などに頼らないぞという気持ちが、私の生活に歯止めをかけているようなのです。一日3回きちんと食事をし、肉も魚も野菜も食べて暮らしているつもりですが、ビタミン剤に頼ると、そういう生活が崩れてしまうのではないかと思うのです。仕事が忙しいときには不摂生になりがちですし、ストレスがたまればお酒の量も増えてしまいます。ビタミン剤に頼ると、そうした生活に陥ってしまいそうな気がするのです。
でも、40才、50才になると、バランス良く食事をしているつもりでも、鈴木さんが言うようにビタミン不足になるのでしょうか?
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