東上州三十三観音札所めぐり
東上州三十三観音札所めぐり



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松原橋を越えた桐生の国道50号線の脇に案内板が出ている。その案内板に従って賀茂沢沿いの細い路地を進んでいくと、法楽寺の裏手に突き当たる。

 目の前には神仏分離令で別々になった賀茂神社があり、その境内から“句碑の道”が山頂まで続く。散歩がてらに20分ほどの山道を巡ると、さわやかな気分になる。

 また、近くには国の重要文化財になっている“彦部家住宅”がある(写真上)。長屋門を入ると、正面に母屋、右手に冬住み、裏手に文庫蔵、穀倉などが建っている。これらはすべて江戸時代に建築されたもので、平成7年に解体やそれに近い修復工事が行われている。ボランティアが詳しくその歴史を説明してくれるので、時間が許せば立ち寄るのもよい。

 法楽寺の正面に回ると、数段の石段の先に簡素な山門が建つ(写真下)。その奥に入母屋造りの本堂が堂々とそびえている。

 昔、八幡太郎(源)義家が、奥州の安部貞任を討ったお礼に寺の前に舞台を造営して法楽を舞った。そのことにちなんで、八幡山、法楽寺と名づけたという。

 寺には、円鏡に立体的に懸仏を現した市指定重要文化財の“木彫り懸仏三体”が保存されている。

 また、本尊は歴史的には聖観音であるが、現存するのは、十一面、千手、不空羂索を合わせたような奇妙な格好をしており、現在では十一面観音と呼ばれている。

 帰りは、松原橋を越えたところの日帰り温泉、ゆららの湯にのんびりとつかるのもよい。


<巡礼案内>八幡山 法楽寺(ほうらくじ 真言宗豊山派)
 本尊:聖観音
 〒376−0013 桐生市広沢町六丁目825 TEL:0277−54−4457 住職:山田亮賢

<納経所>同寺 TEL:0277−54−4457


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